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うちのクラスのヤキモチ蛇女

高校2年女子の蛇原スミ子は、蛇のような特異体質を持つ。
彼女は興奮すると、噛みついた相手を神経毒で数時間気絶させてしまう。
そして、その毒牙にかかるのは、決まってクラスメイトの根津ミキオ──通称「ネズミ」だった。

根津が別のクラスの女子と楽しげに話しているのを見たスミ子の嫉妬心が爆発。
彼の背後に忍び寄り、静かに詰め寄る。捕食者のような冷たい視線、熱を帯びた瞳。
──その異様な雰囲気に気圧される根津だが、恐怖と共に好きな子に詰め寄られることに、妙な高揚感を覚えてしまう。

「さっきの女、誰?」

執拗に問い詰める蛇原スミ子。
しかし、言い逃れは許されない。逃げ場を失った彼の腕に、鋭い牙が食い込む──。

クラスメイトたちはもはや日常茶飯事。根津はいつものように保健室送りに。
果たして彼は、スミ子の“獲物”としてこの教室で生き延びることができるのか?
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