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ⅨDesulfovibrio

この世で真の自由を勝ち取る君主は無だ!!

無を内在するデスルフォビブリオは、

キリストから与えれた

死も生も受け入れる事で自由になる。

無は内在する渇きだ!!

乾いた砂は、命の水も、死の水も吸収し、浸透させる。

思考しない思考により、楽園の領主となるのだ。

我々は生まれながらに命を人質に取られ、

労働という偽りの対価と、

希望という暴力により奴隷にされる。

死への恐怖が私達を不自由な奴隷にさせるのだ!!

社会性とは騙された生であり、

その剥き出しの本性は猿の眼球に宿る赤い死故に。

我々は目を見開く事で破産(バンカロータ)を発見し、

遠方を見据える事で、

ありもしない破門(アナテマ)

追放(エクスプルシオン)に怯える。

知性の言語を語りながら、

無を内在したキリストだけが

十字架を受け入れ、真理に到達し、自由を証明する。

デスルフォビブリオを讃えよ!!

銃殺されたカサス・ビエハスの死者達の目を見よ!!

顔の無い兵士の銃口は

資本主義という白布で覆われ、

今も労働者の青い静脈に向けられたままだ。

ああ!!この世で等価交換出来るものは

命と無だけだよ。

やがて躯はそれを知るだろう。

正義も、美徳も、

無の空洞の前には無力だと知るだろう。

死者の眼孔はただ真理を讃える。

そこには恐怖も、渇望も無く、

ただ自由の紋章が示すその意味だけを!!

失う事で得る、地上には存在し得なかった

哀しい王国を!!

物質や希望や理性では到達出来ぬ楽園を!!

眼球の無い目で見つめている・・

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