表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

思い付いた侭を書き殴ってみたシリーズ

ご都合主義は諸刃の剣

作者: 羅貫厨

思い付いた侭を書き殴った第二弾。


設定や背景は相変わらずボロボロです。

 あ、ども。オレ勇者。名前はまだ無い。


 え?なんでかって?


 どうやらオレの生まれた世界はちょっと変わった風習があって、神様とやらに勇者と認められて生まれて来た赤ん坊には聖刻ってのが刻まれてるんだと。


 んで、生まれて来た勇者は18歳になると神様が神託で名前を授けてくれるんだってさー。


 18歳にならないと名前貰えないとかツラたん……。


 オレ、今15歳。後三年は名無しのまんまですよぉ~。


 そんなこんなで、なんの因果か知らんけどオレが勇者として生まれて来ちゃったみたいだね。


 それをどうやって知ったのかは分からないけど、国の偉~い人が赤ん坊のオレを両親から引き取って今までお城でお世話されてたん。



 さて、そんな勇者のオレのステータスはと言うと――、



【職業】勇者


【称号】存在そのものが理不尽


【Lv】 理不尽


【HP】 理不尽


【MP】 理不尽


【能力】全てが理不尽


【スキル】創造神(作者)の加護(呪い)・ご都合主義



 ………神様、手ぇ抜き過ぎじゃないですかね?


 ってか、Lv、HP、MP、能力の全部が理不尽ってなんだよ!?


 そんなステータス聞いた事無いんですけどぉ?


 理不尽な程に強いの?理不尽な程に弱いの?どっち!?


 しかもスキルもたったの二つしかないでやんの!


 オレ勇者だよね?


 ご都合主義?なにそれ?使えんの?


 創造神の加護とか凄く強そうだけど、(呪い)って……。呪われとるんか~い!



 いやぁ、こんなんでいずれ復活するらしい魔王を倒せとかね……。


 正直に言ってやってらんないっすよ。てか、ぶっちゃけ面倒くさいです。





〔――勇者の都合により魔王の魂が消滅しました  世界の危機は去りました――〕




 

 まぁ、いくら面倒でも勇者として生まれて来ちゃった以上は魔王を倒しに行かなきゃいけないらしいので、今日はこれまたお偉い宮廷魔導師のおっさんに魔法を教えて貰う事になりましたとさ。


 今まで何してたのって話だけど、オレの教育(教養以外)は『理不尽』とか言う謎ステータスのせいで骨格の成長や魔力の安定性を最重視していたらしく今日まで手付かずだったん。


 お偉いおっさん曰く、『魔力が暴走してドカン!は嫌でしょ?』との事。


 オレに自爆したくないでしょ?と言っていたのか、ソレに巻き込まれるのがイヤだと言っていたのかは分からん。……まぁ、両方かな?




 さて、そんなこんなで魔法の基礎を教えて貰う事になった訳ですが、



「今日、勇者さまに教えるのは誰でも使える生活魔法です」


「はい」



 二つのグラスが置かれたテーブルを挟んで向かい合うオレとおっさん。


 本音を言えばキレーなおねぇさんが良かった……。


 あーんな事やこーんな事も手取り足取りナニ取り教えて欲しかったぜちきしょう!!



「そろそろ夏になりますから気温も上がり暑い日が続く事になるでしょう。そんな時に便利なのが――【アイス】(氷の礫)」



 おっさんの指先から氷が生成され、落ちた先のグラスの中でカラリと乾いた音を立てる。



「おおっ!?」


「これが使えるだけで夏場がグッと過ごしやすくなりますよ」



 そう言って笑うおっさんに思わず頷く。


 暑い日に冷たい水!!これは是非とも覚えねばなるまい!!



「魔法はイメージが何より大切です。そのイメージを指先に集中させる様に魔力を流してみて下さい」


「分かりました!」



 ふむ。氷を生み出すイメージを指先に集中させて魔力を流せば良いんだな?


 おーけー。夏場を快適に乗り切る為だ!張り切っていきまっしょい!



 イメージ、イメージ、イメージ、ほいきたーーーーーーーーー!!



「――【アイス】(永久凍土)」



 指先に魔力を流した瞬間、世界が静寂に包まれた。



「――え?」





〔――この世の全てが凍結しました  世界が滅亡しました――〕




 

 気付いたら目の前にいたおっさんが氷像になってた。


 これアカンやつぅ~~~~~!!


 ヤベェよ!俺のステータス強い方の理不尽でしたーーーーーー!!!!


 慌てて人を呼ぼうと部屋を飛び出そうとしたら扉が氷漬けになってた。


 仕方ないのでぶん殴ったら砕け散ったので飛び出してみたら通路もカチンコチン。


 通路にいたらしいお城の人たちもカチンコチン。


 ついでに窓の外に見える景色も全てがカチンコチン。


 

 ……コレどないしょ?



 魔王が復活する前に国が滅んだとか笑えない。


 しかも滅ぼしたのが勇者とか!!


 いやほんと勘弁して!?




〔――勇者の都合により世界が凍結する以前の時間に逆行します――〕




「おや?上手く行きませんかな?」


「――え?」



 気付いたらニコニコ顔のおっさんがオレの顔を覗き込んでた。


 恐る恐る窓の外に目を向けると、さっきまで氷漬けになっていた世界が嘘の様に元に戻っていた。


 は、白昼夢でも見たんか?オレ……。



「慣れれば簡単に出来ますから頑張りましょう」



 と、慰めてくれるおっさんの気遣いが胸に痛い。


 取り敢えず気を取り直して再チャレンジなぅ。



〔――この世の全てが凍結しました  世界が滅亡しました――〕


〔――勇者の都合により世界が凍結する以前の時間に逆行します――〕



 夢じゃなかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!



 何度繰り返しても氷漬け→元に戻るを繰り返してしまう。


 そしてオレは悟った。悟ったとも。


 コレ絶対【創造神の加護(呪い)】のせいだろ!?


 氷漬けになったのが元に戻るのはオレが焦って元に戻ってーって思ってるから【ご都合主義】が発動してるんだろう。


 もっと仕事してくれよ【ご都合主義】!!


 氷作るくらいオレの都合に合わせてくれたって良いじゃんかよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!


 ってか、創造神の野郎!絶対オレで遊んでんだろ!?


 こんなデタラメなステータスと使い勝手の悪いスキルくっつけて来た辺り間違いないよな!?


 クソったれが!!!くたばりやがれ―――――――――――――………………







〔――勇者の都合により創造神(作者)が滅びました――〕


〔――物語を終了します  お疲れ―――――――――…………


_:(´ཀ`」 ∠):_「ほ、滅び…てたま…る……か…………」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ