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治癒魔法師の奮闘記(完結)  作者: けいと
3章
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38、謁見と治療

お待たせいたしました。

期間が開いてしまったので何か矛盾があるかもしれません。

エレン様に連れられ転移するとあっという間に見慣れた場所から見知らぬ場所に転移した。


「……こっちだ。陛下については極秘だからそのまま陛下の寝室に案内する」


おそらくエレン様が道案内兼護衛兼見張りなのだろう。そのままエレン様に連れられ城内を歩く。


「ここだ。……陛下、治癒魔法使いを連れて参りました」


エレン様がノックをして声をかけると返事がかえってきたので室内にはいる。


室内は病人特有の濁った雰囲気に包まれていた。

豪奢な室内が霞んでしまうそんな部屋の真ん中に巨大なベッドがあり、その周りに数人忙しそうに動いている。


「エレン様。そちらが例の治癒魔法使い殿ですね」


カイゼル髭がお洒落なお爺さんが話しかけてきた。

服装と態度的に医官の偉い人だろうか?


「はい。マークライアン殿です。こちらは王宮医官のスファイア殿だ」


「はじめまして。マークライアンです」


「よろしくお願いいたします。さっそく陛下を診察してもらえますかな」


スファイアさんに促されて陛下の元まで行く。

鑑定をするまでもなくかなり症状が悪いことがわかる。


そっと瞬きをしてから鑑定をかけた。



【マリヘル二世】

鉛の血中濃度が高いため人格変化、頭痛、感覚消失等の症状が出ています。



エレン様の問診からなんとなく辺りをつけた中の一つだったため驚きは少ないが、やはり鉛中毒だったようだ。

この世界に鉛の塗料はないので、鉛を使用した食器から服用した可能性が高いだろうか?


「キュア」


陛下の体内から鉛毒を消失させる。


「原因は鉛という金属が体内に入ったためでした。後程使用している食器を確認してもよろしいでしょうか?」


「あぁ、ありがとう」


すぐにキュアをかけたので目に見えて症状が良くなったのがわかったのだろう。

エレン様の顔に喜悦が浮かんでる。



その後寝たきりだった陛下のために体力回復の薬を処方して、食器から鉛が使用されているものを指摘し、エレン様に自宅まで送ってもらった。




まさか、僕が王様の治療をするまでになるとは思ってもみなかった。

それだけ医療が発達していないのだろう。

僕はこれからも医療を発展させていきたいと思う。



終わり

期間が開いてしまったのでこの話でまとめました。

今までお読みいただきありがとうございました。

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