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治癒魔法師の奮闘記(完結)  作者: けいと
2章
31/42

28浜辺で遊ぼう

ブーケルン伯爵邸に到着当日は旅の疲れを癒すため家で休んで翌日すっかり疲れのとれた僕はアランを伴って自分に割り当てられた客室から客用のリビングにやって来た。


「おはようございます」


「「おはようマーク」」


リビングには僕以外の家族みんなが揃っていたので挨拶をする。



「マーク今日は海に行くか?」


「はい。海に行きたいです!」


「なら皆で行きましょうか」


「兄様、姉様も良いですか?」


「えぇ。良いわよ」


「俺も大丈夫だ」


「ありがとうございます。楽しみです」


今日は家族みんなで海水浴だ。




***



青い海、白い砂浜……。やって来ました。海に。


みんな多少動きやすい格好だけど、きっちりとした格好をしている。前世では水辺で遊ぶ衣服の水着というのがあるらしいがこちらにはない。

そもそも水の中を泳ぐ事は遊びではなく着衣水泳という訓練だ。


では、海での遊びは何をするかというと砂遊びや足に水を浸して涼んだり、砂浜に椅子を置いて日光浴などだ。


僕はさっそくアランを連れて砂遊びをしに砂浜をかけた。



「うわ。知識で知ってたけど歩きづらい」


「マーク様。気をつけてくださいね」


「うん。気をつけるよ」



石とかのないちょうど良さそうなところを見つけてふたりで砂を集める。


水魔法で水を出して砂を固めていって、さて、何を作ろうかと考える。


定番は砂の城だろうか?


ぼんやりと砂を固めていると山みたいになって、そう言えば砂の山に棒を差して交互に砂を避ける棒倒しとかって遊びがあったなと考える。


「ねえねえ……何、その作品、職人?」



僕がアランに棒倒しをしようと言おうとそちらを向けばいつの間にやらアランは立派な馬を作りあげていた。今は馬車の部分を作成中だ。


砂を水魔法で濡らして固めて、それを氷のヘラを作ってそれで形を整えている。


ずいぶん集中しているみたいで僕の声に気付いていないようだ。


護衛としては問題だがアランもまだ子供。楽しそうで何よりだ。


僕はアランの作品が完成してから棒倒しを一緒にしてもらおうと作品作りを見学することにした。


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