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治癒魔法師の奮闘記(完結)  作者: けいと
2章
22/42

18魔法の検証

考えた事がある。

それは鑑定魔法についてた。


鑑定魔法とは一般的に一部の人間が偶然手に入れる事が出来る魔法である。


これなのだが、一部の人間とはもしかしたら僕と同じ方法で習得したのではないか?という事だ。



この予想を検証すべく僕はスタッフたちに協力を仰ぐ事にした。




ところ変わってこちらは僕の家の花壇。


「2人とも、今日はありがとう。まずはこのページを覚えてください」


アランとルナに目の前の花壇にある花と同じ花の説明ページを開いた本を見せる。


「覚えましたか?そしたらそちらの花を見ながら先程のページを思い出しながら‘鑑定’と唱えてください」


2人は頷くと穴があくのではないかというような真剣な目で小さな花を見つめる。


『鑑定』



さあ、どうだろうか?


「…あ、マーク様。なんか図鑑の説明みたいなのが目の前に見えます!」


「私も見える。へぇ、この花って薬に使えたのね」


2人とも上手く鑑定が使えたようだ。次は図鑑を見ていない物を見ても使えるのか確かめたら終わりだが、ルナさんが気になる事を呟いていた。


僕も花に鑑定をかけてみる。



【キキョウ】

備考:少し水が足りないため元気がない。



特に薬に使えるとかは出てこない。


僕はジョウロで水をあげながら首をかしげた。



それから2人に植物以外のテーブルや違う種類の植物、虫を鑑定してもらったがちゃんと出来ているようだった。


そしてやはりルナさんには薬になる物はそれも見えているらしい。



これらの事から僕はさらにひとつの仮説を思い付いた。


「ルナさんは薬草辞典みたいなのは読んだ事はありますか?」


「えぇ。薬師の最初の教えとして本で薬草の種類を覚えるの」


なるほど。やっぱり。


僕は2人に説明した。

魔法とはイメージが重要である。

先に花のプロフィールの載っている本を読ませ、そのプロフィールを思い浮かべながらその花を見る事で鑑定結果のイメージをさせた。

これが鑑定魔法の習得方法だ。

そして、僕の鑑定とルナさんの鑑定が違った理由。


それは僕は医学に関連の有りそうな物を読んだり、普段から勉強で考えたりしていた。

もしかしたらそれを無意識のうちに考えていて結果に鑑定したものの状態が見えたのではないだろうか?


ルナさんは薬草辞典を読んでいたなら薬草の説明にはもちろん何の薬に使うか載っているだろう。それが反映されたのではないだろうか。


僕の説明を聞いた2人はポカンとした表情をしていた。


綺麗な顔の2人がそんな顔をしているとちょっと面白い。

アランはこの数ヶ月でクール系イケメンになったし。



うっかり笑わないように気を使って2人を見ていると最初に現実に戻ってきたのはアランだった。


「………凄い!凄いですよ。マーク様!さすがです。なるほど。確かに納得です」


怒涛の誉め殺し攻撃が始まった。ちょっとどう反応したら良いのかわからないから、早くルナさんも現実に戻ってきてほしい。


「…マーク様。天才ですね。今までわからなかった鑑定魔法について解明してしまうなんて」


ルナさんも戻ってきたがこちらも誉め殺し攻撃を始めてきた。


僕は僕を誉め合う2人を眺めるしかなかった。


キキョウ(桔梗)は夏に花が咲く花で根が痰とか膿のなんかの薬になる花ですね。



何かに使えるかなと考えていたアランのイケメン設定ようやく本編に出せました。

6歳少年の一人称なので野郎の顔面が良かろうと対して興味ないですからね。

顔面レベルイメージはアランは芸能人レベル、ルナは学校の綺麗な女性レベルのイメージです。

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