16僕の日常
2章開始です。
くるくるくる。
僕は自分の回転椅子に座ってくるくる回る。
ここは僕の診療所であるマーク治癒所だ。
治癒所が出来てから僕は午前中は家で勉強、昼食を食べてから治癒所で仕事と魔法研究をしている。
僕の隣には助手であるアランの机と椅子もある。
部屋の内装は学校の保健室が一番近いだろうか?
入口近くに順番待ちの人のソファが置いてあり、衝立で仕切り診察室兼僕たちの部屋、そして仕切りで区切ったベッドが2つ置いてある。
壁は土色だが、窓を効果的に取り入れ圧迫感はなく過ごしやすい。
診察は前世と違い鑑定で済み治療も服の上からでもヒールもキュアをかけれるとはいっても患者さんのプライベートを考え窓ガラスをすりガラスにしているので景色が見れないのは残念だ。
良いこととはわかっていても暇だ。
ちょっと研究も飽きてしまっていて手をつける気がしない。
くるくるくるまた椅子を回して自分も回る。
「マーク様!診てくれ」
慌てた様子で入ってくる男性。後ろからは肩を支えられた人が入ってきた。
僕は今までのだらけた気分をすぐさま切り換える。
こっちの診察台に寝てください。
鑑定の結果だと毒のある魔獣に攻撃された傷のようだ。ヒールだけではなく先にキュアをかけて毒を解毒してからヒールをかける。
すると苦しそうな表情が和らいだ。
ライアンに治癒所に置いてある着替えで患者さんを着替えさせてもらいベッドに寝かせる。
ここで半日も寝ていれば回復するだろうと付き添いの人たちに伝えた。
付き添いの人たちもベッドで見舞いたいというので椅子を渡してあげる。
一気に人の気配の増えた治癒所。
みんな静かにしているとはいってもちょっと落ち着かない。
従業員用の部屋を別に用意してもらった方が良いかな?
今度姉様に相談してみよう。
この日は他に誰も来なかったので、患者さんが目を覚まして帰ったら僕たちも帰る事にした。




