表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/11

ふみつなのいち


今日もバイト、疲れたなあ。



「まもなく、3番線に快速、船井島行きが参ります。ご注意ください....」


今日も、電車、混んでいるな。



「ドア閉まります。ご注意ください。」



僕は、高校2年生の三津園冬紀(みつぞのとうき)だ。


家が、少し貧乏で、バイトと学校を行き来しつつの生活をしている。


まあ、高校卒業したら、そのまま就職することになるだろう。



「まもなく、上末新町です。お忘れ物無いよう、ご注意ください。」


ああ、降りるか。にしても、眠いなぁ。家帰ったら、ベッド、直行だな。


あれ、あの人、大丈夫かな。倒れそうだけど。少し、声かけてみるか。


「あの、大丈夫ですか。」


「あっ、すいません。少ししんどくて.....」


どうすれば、いいだろう。

とりあえず、あそこのベンチに座らせるか。


「一旦、あのベンチに座りましょうか。」


見た感じ、結構しんどそうだな。

体も、火照っている感じだし。これは、熱があるな。


水、あったかな。


「水、飲みますか。」

「ぁ、ありがとうございます。」


しゃべるのも、結構しんどそうだな。

ということは、まあまあ重症かもな。

どうしようか。

自分が、運ぶというのもできないこともないが、色々と問題が起こりそうだしな。


「大丈夫ですか。」

「ぅぅぅ.....」


結構、意識も、朦朧としているし、救急車呼ぶか。






「すみません。こっちです。」




さっきの人大丈夫かな。

なんか、救急隊員の人がこっちに来た。何かあったんだろうか。


「あの、どうしましたか。」

「すいません、結構意識が朦朧としているので同伴で一人必要なんですけど......」

「じゃあ、僕でもいいなら、行きますけども。通りがかりのものですけど。」

「すみません。お願いします。」



僕は救急隊員の人に連れられて救急車に向かった。



親に遅くなるって、連絡しないとな。

まあ、明日、休みでよかった。

にしても、しんどそうだな。息苦しそうだし。




同伴として、病院までついて来たのだが、何をすればいいんだろうか。

周りは、慌ただしい感じだし。

何か指示があるまでは、入り口の近くにいるか。



「すみません。同伴の方ですか?」

「はい。そうですけども、どうしたんですか。」

「病室が確保できたので、来ていただけますか。」

「はい、分かりました。」

よかった、病室が確保できて。




「大丈夫ですか。」

「は、はい。なんとか、」


良かった。無事な感じで。


「そろそろ、家に帰らないといけないので、また、機会があれば行きますね。」

「ありがとうございます。」


いやー、疲れた。

まあ、無事そうでよかった。

そういえば、あの人、どこかで、会ったことあるような....


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ