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短編ファンタジー

件名:勇者にスルーされ国がピンチです。

作者: 中井 香

本文:

突然の連絡失礼致します。


タイム王国の王妃フェイ・トーク、27歳の未亡人です。

貴方になら私を救ってくださると思い、連絡をさせていただきました。

少し、お話させてください。


我がタイム王国のある世界では、魔王が現れたと同時に、魔王を倒す勇者が現れました。

しかし、この世界の勇者は何かがおかしかったのです。


昨年、主人が亡くなりました。

私には何も言わず、国の為に一人で魔物討伐に向かい、命を落としてしまいました。


主人が亡くなる半年ほど前、タイム王国周辺で魔物が湧き、このままでは隣国すら向かえない危険に見舞われました。

主人である王は勇者を待ちましたが、いくら待てど、魔王が倒されようと、勇者が来ることはありませんでした。


私は女王となりましたが、隣国との貿易も再開もできず、自給自足でなんとか成り立っているものの、危うい状態です。


私の心は日頃の多忙さと主人がいない喪失感が相まって、孤独な夜に耐えることができなくなりつつあります。自慰にふけることも一度や二度ではありません。


つまり、私の勝手なお願いではあるのですが、国と、私の性欲を救うため、一度タイム国へお越しになってほしいのです。

文末に記載されているの宿屋のスイートルームに「ライ・トーク」という名前で泊まって頂ければ、私がそちらに伺います。詳しいことは、その時にお話しましょう。


宿屋に「ライ・トーク」の名前があること、楽しみに待っておりますね。


[ここに一番宿代をたくさんぶん取れる宿屋を入力]

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― 新着の感想 ―
[良い点] とても面白い切り口の小説でした(*´∀`)♪
2020/01/30 20:35 退会済み
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