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─9話─ メッセージアプリと絵文字と

─9話─


MINE着信︰陣 圭一


珍しい、圭一君からだ。

割れた画面カバーを取り外しメッセージを読む。


圭一︰

「こんばんはライデン。俺はジンケイです。はじめてお手紙を書きます。今日はお会いできて良かったです。また戦いましょう。」


ぬう、ジンケイだと!?

この文章はなんだ!小学生以下ではないか!

そういえば奴、ジンケイは、武の素質は飛び抜けていたが学問、それも文章はまるで駄目な奴だったのを思い出したわ


確かにコミックでもあんま語彙力のある人じゃなかったもんね~


マイの評価も大概だな

迅雷の身内として恥ずべき事よ


マイ返信︰

「ジンケイさんこんばんは!

今日のお昼以来かな?

MINEありがとう♥」


ジンケイ返信︰

「はいこんにちは。今日はじめてこの世界に来たのでたいへんでした。これからも色々と教えてください。それとこのスマホとかマインとか言う機械のお手紙になかなか慣れなくて文章おかしいかも知れないがよろしくお願いします。」


文章おかしい自覚はあるんだ


マイ返信︰

「あのね、初めてだから仕方ないけど

文章を区切って送るとか、

せめて改行を入れた方が良いと思うよ」


ジンケイ返信︰

「そうなんですね?漢字変換はかなり覚えたのですがまだまだ分からないことだらけなのです。それと改行って何ですか?」


そっからかーい!

圭一の奴はいったい何をしておるのだ。

きっちり教えてから送るように言わぬか!


マイ返信︰

「その辺は圭一君に教えてもらいなよ(>_<)

一緒の身体でしょ?」


ジンケイ返信︰

「そうなんだけど俺が起きている間は圭一は寝てるんだ。あとその顔みたいな絵はどうやるのですか?」


くっ、この阿呆が!

ジンケイめ、今は絵文字などどうでもいいではないか!

まさか絵文字の使い方が聞きたくてMINEを送ってきたわけではあるまい!

ええい!俺が直接打つわ!


ライデンの意識により、慣れた手つきでメッセージを打ち込む。


ライデン、いつの間にかフリック入力を使いこなしてる。

一度見た相手の技を我がものとする迅雷同心術の賜物かな?

やっぱり便利ね、同心術


ライデン返信︰

「ジンケイよ

貴様は前世から来たばかりで知らぬであろうが、この世界にはこの世界のことわりがあるのだ。

絵文字よりもまずはそこを理解せよ」


ジンケイ返信︰

「はい」


ライデン返信︰

「現世の有り様

前世から転生した者たち

あるいは俺の目的

これらが聞きたくてMINEを送ってきたのであろう?」


ジンケイ返信︰

「はい」


ライデン返信︰

「であるならば聞きたいことを率直に申すが良い」


ジンケイ返信︰

「絵文字の使い方を教えてください」


もう貴様は前世に帰れ!


⋯⋯⋯


ジンケイに絵文字のやり方を教えるのに小一時間ほどかかってしまった

全く世話の焼ける奴だ


ジンケイ返信︰

「ライデンありがとう(*^_^*)これでだいぶ分かりました(^o^)それではまたお会いしましょう♥」


ライデン返信︰

「待てジンケイ!まだ改行のやり方を教えておらんぞ!」

(既読なし)


くっ!既読が付かぬ

あの野郎一方的に切りやがった!

非常識にも程がある!


ライデン返信︰

「貴様!自分だけ納得して切るとはどういう了見だ!今すぐもう一度見るが良い!」

(既読なし)


くくっ!

こうなったら通話で直接話すしかあるまい


通話ボタンに手を伸ばす、が


えー

もう遅いしやめようよ

どうせ学校で会うんだしさ


おのれジンケイめ

学校でこってりと説教してくれるわ!


つづく


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