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─28話─ 受験本試験日!

─28話─


2月某日

ついに訪れた東大本試験日!


朝からお母さんは私より落ち着きなく台所をウロウロしている

私も昨日用意した服に着替え、身だしなみを整える

面接がある訳じゃないからそんなに気にしなくても良いのだけどね


朝ごはんをいつも通り食べ、出かける用意をする


「あの背の高い子と一緒に行くの?」


「あっちは理系だから全然違う場所だよ!」


お母さん⋯

圭一君を何かと引き合いに出してくるけど、向こうは理三なんていうトンデモ難関を受験しようとしてるのよ⋯


「じゃあ行ってきます!」

「うん、頑張って」


そして今日もバスで最寄りの駅へ向かう


そこから慣れない満員電車に揺られて試験会場へ


しばらく乗っていると背後でモゾモゾと動く怪しい気配⋯

これは⋯噂に聞く痴漢というやつか!?


こんな奴を放置しておいては後の世の為ならず!

迅雷拳伝承者の力の一端見せてくれよう

私を敵に回した事を後悔するがよい⋯!


私はその手を瞬時に掴み、その急所へ的確な一撃を加えた


「ぐっ⋯ぎっ⋯!!」

声にならない悲鳴が発せられた


ふふん

これで1ヶ月は手の痺れが消えぬであろう

その間に自らの過ちをたっぷりと悔いるが良いわ


マイよ貴様⋯

モノローグまで俺に似てきたな


え!マジで!?やだー!


やだとはなんだやだとは!


⋯よし

これでウォーミングアップも完了したよ


電車は試験会場のある最寄り駅へ到着した。


うん、じゃあライデン、今回も意識を消しておいてね


ふん⋯せいぜい頑張るが良い。途中で泣きついてきても俺は起きぬからな?


うんうん!じゃあまた2日後に!


⋯私は再び1人となり、大学の門をくぐった


周囲の学生は皆私よりも遥かに頭が良さそうに見える

実際、東大を受験しようという人達だから頭は良いのだろうけども


でも不思議と不安はない


迅雷拳の伝承者となった2000年の歴史の重みがそうさせているのか

とにかくプレッシャーで実力が出せなくて落ちました、なんて言い訳は出来ないな


試験の行われる講義室へ入る

自分の席に着き試験開始を待つ


この一種独特な雰囲気⋯


こうして私の人生最大のイベントが始まったのだ


⋯⋯⋯⋯⋯


そして

長くもありながら、あっという間の二日間の試験が終わった


さすがに記述式がメインの試験は難易度が半端なかった

しかしやるだけやった。

その手応えはある。

迅雷拳2000年の記憶も記述問題には間接的に役立った。


後は天命を待つのみ!


そうか、天を掴むのも時間の問題というわけだな


あ、ライデン起きたのね

さすがに受験から解放されてちょっと疲れが出てきたわ~


ふむ

迅雷拳の継承の件もあったからな

あれは通常の人間であれば倒れてもおかしくない負荷がかかるものよ

今こうして試験を無事にこなしただけでも大したものだ


だよね〜

どう考えてもこの1年、ブーストかかりっ放しだったもんね

しばらく寝ていたいぐらいよ


む、ならば少し意識を眠らせてみるか?

2日も寝るとかなり楽になるぞ


え、ホントに?

それは意識を共有している者の特権だね!

そうさせてもらおうかな⋯


って、そしたらライデンがこの体を動かすことになるじゃん!

前にそれやった時には気づいたらジンケイと対決してたじゃない!

大丈夫なの!?


心配には及ばぬ

2日間特に何も用事は無いのであろう?

それに同心術を使えば、お前の言動をトレースするなど造作も無いことよ


うーんまあ家でおとなしくしてれば特に何も無いから大丈夫だと思うけど⋯

わかった!じゃあしばらく頼むよライデン!


うむ、任されい


こうして私はしばらく意識を眠らせることにした

後で考えると、どう考えてもフラグのオンパレードだったのだが⋯


翌朝


しばらくぶりの自由の身となったな

酒でも飲みたいところだが、この肉体ではさすがにそれはまずかろう


MINE着信: サユリちゃん


サユリ:

マイ様試験終了お疲れ様でございます!

もしご都合がよろしければですが、本日私の家でお泊り会などいかがでしょうか?


バロンめ俺と朝まで語り合おうというのか?

奴とは積もる話もあるしな

それもよかろう


「お母さん、今日サユリちゃんちにお泊りしてきても良いかな?」

マイ同心術は調子よさそうだ


「あら、珍しいわね?ご迷惑でなければ行ってらっしゃい?」


母者には確認を取らぬと後々マイがうるさいからな

これで後で怒られることは無いであろう


MINE返信


ライデン:

バロンよ、マイは眠らせておるので不在だが構わぬか?


サユリ:

おお!ライデン様とでありますか!?

それは願っても無いこと!

このバロン楽しみにお待ちしております!


ライデン:

うむ、では世話になるぞ


サユリ:

あ、ライデン様、本日はパジャマパーティーですのでお忘れなきようよろしくお願い申し上げます


む、パジャマパーティーとは何だ?

マイの奴は眠っておるから記憶のトレースも出来ぬ

少し調べるとするか


「パジャマ パーティー」を検索するライデン


なるほど

お菓子を用意し、パジャマで夜通し恋バナなどを語り合う会ということか

よく分からぬが、よかろう!その勝負受けて立つわ!



ツッコミ役不在のライデン

そのブレーキの壊れたダンプカーによるパジャマパーティーはいったいどうなってしまうのか!?



つづく


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