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第0067話 霧の街は再び沈黙する

夜、霧に包まれた四葉亭を出る。

外の冷気が肌に触れ、濃霧は街の輪郭をぼんやりと覆っている。

主人公たちは静かに歩き、鏡の迷宮へ向かう。

ここが事件の最終舞台。すべての謎が解き明かされる場所であった。


迷宮の入口に立つ。

床には過去の魔法陣と封印の痕跡。

壁に並ぶ鏡は、光を歪め、空間をねじ曲げる。

赤ん坊の瞳が未来を逆に映す光を放ち、主人公たちの心を揺さぶる。


「ここで全てを解く」

主人公は仲間を見渡し、互いの決意を確認する。


ライネルは慎重に分析し、鏡の反射と影を読み解く。

シルヴィアは軽業で迷宮の狭間を縫い、情報を整理する。

マリーベルは魔法を解き、封印を順々に解除する。

アリアは後方で仲間を守り、光の祈りを放つ。

蟻の国の小人たちも、静かに援助の手を差し伸べる。


赤ん坊と消えた夫の影が重なる。

魂が身体から抜け出し、遠方の鏡に映される。

時間と空間は逆説的に交錯し、過去と未来の境界が曖昧になる。


ドルグは冷ややかな表情で現れる。

しかし、どこか柔らかい視線で主人公たちを見つめる。

「君たちの推理、見事だった」

その声は、挑戦を乗り越えた者への讃辞のように響く。


主人公は赤ん坊の瞳を見つめる。

逆説的に示された未来が解きほぐされ、魂は自由に動き出す。

遠方の鏡に映された世界で、再び生が循環する。


四葉亭に戻ると、暖炉の炎が仲間たちの影を揺らす。

火の光に照らされ、四人は互いを見つめ合い、静かに微笑む。

赤ん坊の瞳とドルグの微笑みが、心に深く刻まれた。


街の秘密は、まだすべては明かされていない。

だが、主人公は次なる逆説の謎に備え、静かに夜を見つめる。

霧の街は再び沈黙する。

その静寂の中で、四元素の仲間たちは、新たな決意を胸に歩みを止めなかった。

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