表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
206/314

第0206話 誰を殺し、誰を愛したのか。

戦いが終わった時、四葉亭の前には倒れた影だけが残っていた。

雨は静かになり、瓦礫の上には血と水が混じった跡が広がる。

本物のシルヴィアは息を整え、剣を戻した。

マリーベルは杖の火を消し、煙の中で呟く。

「影は消えた……でも、完全には消えていない」


ライネルは剣を地面に置き、アリアを見る。

「どういうことだ、アリア?」

アリアは視線を落とし、短く答えた。

「私は、あなたを裏切った。赦しを選んだ」


雨が、屋根から滴り落ちる。

その水音が、静かな決着の証だった。


四人はそれぞれの足取りで、四葉亭へ戻る。

影は消えた。

だが、嫌な感情は残った。

そして、雨はすべてを覆い隠すように降り続けた。


――誰を殺し、誰を愛したのか。

雨がすべてを曖昧にしていく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ