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第0140話 霧と夢が交錯する異郷

夜、酒場を出たエッジは、街の外れにある古びた門に立っていた。

 門の向こうには、霧と夢が交錯する異郷の景色が広がる。


 それは現実でも夢でもない場所。

 しかし、確かな足跡がそこには続いていた。


 仲間たちが後ろに立ち、エッジに視線を向ける。

 ライネルは静かに言った。

「お前はこの先に行くのか?」


 エッジは微笑む。

「行くさ。嫌な感情を抱えたままでも、俺は進む。

これは俺の物語だから」


 そして彼は一歩を踏み出した。


霧の門をくぐった瞬間、世界は色を変えた。

 夢のように柔らかな光と、現実を超えた異郷の空気。


 足の痛みは消え、代わりに心の奥に静かな安堵が広がる。

 嫌な感情は、もはや呪いではなく祝福だった。


 振り返ると、仲間たちは門の外で微笑んでいた。

 ライネル、シルヴィア、マリーベル、アリア──彼らの存在が、

主人公の新たな旅路を照らす光となる。


 そして、酒場「四葉亭」の夜は静かに終わりを告げた。

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