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何でも話せる場所があるといい

「〇〇らしさ」の束縛

作者: こけし

 自分らしさについて自分自身が「自分は〜」と自分らしさについて意識する、自分自身が己らしさを話す場合は問題は無いが、他者が「〇〇さんらしくない」等々語る場合は問題が生じます。

 思春期、青年期の子供達が「自分らしさ」を意識する頃、この周囲の人の指摘する私に対する「〜らしさ」は自身の言動に対する不安を与えたり、自身に「自分らしくないのか」と言動の制限を与えたり、『自分』に揺らぎを与える場合があるのです。

 

 ここで覚えて欲しい事があります。他者が語る「〇〇さんらしさ」はその人のフィルターを通してた貴方でしかないと言う事です。相手がイメージした「自分」、学校ならば学校、部活ならば部活の「貴方」のほんの一部、小さな欠片の情報それから得た相手のイメージから外れている。ただそれだけなのです。(これはもちろん友人だけでなく親兄弟も含まれます。親兄弟の場合は「理想の子供」「理想の兄弟」という親兄弟側の願望も含まれるので厄介なのですが)

 あくまで相手の御意見でしかない。その言葉で自身が傷ついたり、不安になることは欠片もないのです。

 

 自分自身がどうありたいのかというのは、自分自身が決めて良い。どうありたいのか、どうなりたいのかそれを決めるの決定権があるのは自分自身だということを忘れないで下さい。その事をしっかりと覚えておいて下さい。

 

 では、もし相手のが「〜らしい」「〜らしくない」という言葉を向けてきたらどう扱うのが良いのか。相手は自身をそう思っているのだなと情報として理解する方法、自分は「〜」のように思われているのかと自身の外部に保たれているイメージを学びとして取るという方法があります。その内容が嫌ならばその場で言うのが良いでしょう。又は「実はこういう自分もある」「これからこうして行きたい」と相手にイメージを付加させるのも方法です。


 注意して欲しいのは一部の人々の中でこの「〜らしさ」を使って相手を支配しようとする人々の存在です(支配欲の高い人は一定数いる)。一見穏やかに優しさに見せかけて「〇〇らしくないよ」「もっと〜でしょう」と自身の扱いやすい方へ誘導する人々。著しく「らしさ」を口にしてきたら要注意。距離を置いて相手を観察しましょう。しつこかったら「そういう決めつける言動やめていただけますか」と丁寧にはっきり伝えるのが良いです。そういう人物は要注意なので早々に信頼できる先輩、上司、先生に相談すると良いですよ。悩み事として少し話すでも良い。人間関係のトラブルは1人で抱え込まないでください。

  

 「〜らしい」それが本当に好意的人物の言葉ならば「ありがとう」とお礼を。


 「自分らしさ」難しいけれど、相手がどんな事を言ってきても、「選ぶのは自分」この事をしっかりと覚えて欲しいと思います。

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