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不完全詩集

誰が為ばっか

作者: 雪傘 吹雪

誰が為ばっかりだぁ


何で自分を大切に出来ないのに


誰かを大切に出来るんだろう


息を吐くように嘘をついて


上辺だけの優しをつくる


自分の問題は笑顔で取り繕って


嘘の幸せを見せ付ける


孤独なことは笑いにして


さも気にしてないように振る舞う


本当は昨日も今日も明日も嫌になることを隠す


心配されるのが嫌いだから


誰かを心配してあげる


そうすれば心配されない


優しいという没個性的な個性で


自分を形成する


でも、その心綺楼がたまに消え失せる


その状態の私が見られると


絶対に嫌われるから


本来、誰も私と関わりたい訳じゃない


だけど、私が出来るだけ誰が為に動くから


それもある程度マシになっているだけ


腐りきった心の片鱗が


今までの足跡に零れ落ちている


だから、後ろを見るのは辛い


後悔ばっか拾ってしまって


成功体験は忘れてしまう


しんどくなった時に


楽しかった事は思い出せなくて


何なら特段辛かった訳ではなかった出来事を


大きな不幸のように捉えてしまう


けど、そんな私の事は誰も助けてくれないし


助けを求めようとも思わない


それによって変に傷付きたくないから


これ以上、傷付きたくないから


だからと言って


助けが欲しくないのではない


直接言えねぇんだ


あぁ


こんだけ他人の為に動いたのになぁ


結局、都合の良い存在か

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