カードショップで
AIイラスト、いいんだけどAIってわかっちゃう不自然さがなぁ…
千春と祐樹だが、この日は珍しく張り切っていた。
やる気マンマンだった。
数日振りに自分からファイトしにいく出張だからだ。
今日の目標はこの前教えてもらった人たちのなかの一つ。
街をぬけ、目当てのカードショップに到着した…一応そのカードゲームもやっていたので、折角店にくるのだからカードは持ってきてる。
店内には数人の客がいた。が、どれも普通にゲームをしたりデッキを組んだりカードを買おうとしたりしている普通の客のようだ。
実際、通っているとは聞いたがいついるのかは聞いていないので、もはや運との勝負だった。が、この兄弟はいないならいるまで来ればいいとしか思ってないのでそこまで気にしていない。
と、店内を探していた時だった。
「あれ、水谷さんじゃないですか。」
言葉に反応し振り返ると、そこにいたのは
「あ、斎賀さん。お久しぶりです。」
「どうも。」
彼等にここのファイターを紹介してくれた張本人、斎賀健二本人だった。
隣に若いが若い範囲内で学生なのか社会人か分からない女性がいた。
「あ、初めまして!水谷兄弟さんですね!貴方達の話彼から聞いてます!」
「…あ、この彼女が斎賀さんの彼女さん?」と聞くのが弟千春。
「はい!丁度健二さんとデートしてたんですが、ここの近く通ったとき、ちょっと寄って行かないかって!」
妙にハイテンションな彼女に適当に相手しつつ斎賀のに顔を向けると
「まだ三回目のデートなんですよ。それで舞い上がっちゃってて。」と小声言ってくる。
「あ、ああ、そう。それはそうと、今日丁度貴方に言われた朝原さんを探しに来たんですけど…」
「ああ、あの子なら、いつもならそろそろ来る時間ですね…」
なんて話していると。
「あれ、斎賀おにーちゃんじゃん!そんな大人数でなにやってるの!!」
当人がやってきた!!
一旦店外に場所を移して、
「ここにいる人、全員ファイターだよね!?こんなにいっぱい集まってるの見るの初めてだ!」
と無邪気にはしゃぐ朝原。
「…本当にこんな小さな子がファイターなのか?ファイトどころかカードゲームすらルール理解できてなさそうなほど小さな子なんだが」と聞くのは兄祐樹。
「僕も最初はカードちゃんとできるのかと疑ったりもしましたが…そこら辺の小学高学年よりは頭いいかもしれませんよ?この子」
「なに?そっちのおにーちゃんは僕の実力を疑う気?」
「ああ、ごめんごめん。そんなわけじゃないんだ。」
「至、この二人は君と戦うためにここに来てくれたんだぞ。」とフォローするのは斎賀。
この言葉を聞き、朝原は目を輝かせる。
「ファイト…?ファイトって、メタモルの!?」
「あ、ああ。メタモルのファイトだ。俺達はメタモルのファイトをしにここまで来た。」
「やったー!!!知らない人とファイトするのは凄い久しぶりなんだ!」
と無邪気にはしゃぐ朝原。
斎賀が「手押し相撲?」と聞く。
「いや、手押し相撲はもう一杯やっちゃった。だから、今度はちゃんとバトルしようと思うの!」と彼は言った。
斎賀は何困惑顔で「ちゃんと…?君が?」と言う。
おいおい一体何が起きるんだよ。ちゃんとしてないバトルなんてあんのかよ…いや相手を女体化させるバトルなんてちゃんとしてねぇな。
「いーのいーの。僕は強いもん。」
「い、一体何をしでかすつもりか知らないけど、子供でも手加減しないぞ…。」
「………。…あちゃー…」と斎賀は少し頭で何かを考えた後なぜか憐みの視線を向けてくる。
おいおい一体何が起きるんだよ。
手押し相撲以外のゲームやらせたかったけどそんなアイデアありませんでした(´・ω・`)
↑腕相撲だ!!(`・ω・´)
↑特殊勝負を描くネタがなくなったので普通の勝負になりました この子の直接勝負はそれはそれである意味特殊だから許せ!