序章3
物語の面白さは三話で分かると言います。
正直…自信ないです…
祐希視点―
千春に呼ばれたゲームセンターに来たが、肝心の千春の姿がない。
もっとも、こちらの姿が変わっているので、あっちからこちらには気付けないのだが…
電話をすればいいのかもしれないが、この声でするのは気恥ずかしいので最終手段。
が…待てども待てども人のいない時間のゲーセンには自分と他に遊びに来たのか女子一人。
思い切って電話を掛けることにした。
…。 <トゥルルルルルル
同時にゲーセンに先にいた女の子の電話から着信音がした。
…あれ?
· · ·
千春視点ー
この仕草で電話に出るのは恥ずかしいがいつまでたってもゲーセンに来ない上電話ということは何かあったのか!?
ということで電話に…
「ちょっとそこの貴女!」
ん?俺?
「わ、私ですか?」
「ええ、貴女よ。…もしかして貴女、千春?」
「えっ、どうして私の名前を?」
「……あたし、祐希よ…。」
「えっ………ええええ!?貴女祐希!?どうしてそんな姿に!?」
「それはあたしの台詞よ!気付かないわよ!」
「そ、それはお互い様かと… ま、まぁこれにはかくかくしかじか…」
と、そこでグラサン男が出てくる。
「おいおい、お前の兄ってのはコイツか?」
「…ええ。」
「ああ!貴方!さっきの!!」
「へぇ、これは好都合。お前にもそういえば解除条件デートにしてたよな?」
「なっ…逃げたのはあなたよ!」
「口調変化まで効いてるな。ちょうどいい、弟もいることだし、お前もデートに…そうしないと解けないぞ」
「えっ………そんなぁ…!!」
口調を変えられてたことに今さら気付き顔を赤くしながらグラサン男に二人はつれてかれるのであった…
序章なんで、戦闘描写は薄いです。すみません