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惨めな闘争心

作者: 秋暁秋季
掲載日:2022/12/29

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

初期、男性陣が女子を揶揄う、虐める描写があります。

お気をつけて下さい。


実は結構気に入ってます。

続いたらお許し下さい。目指せ、光源氏計画!!

後ろから、男共のからかいの声が飛んでくる。煩わしい。五月蝿い。そんな言葉が頭に浮かんでは消えた。でも対抗するだけの言葉を持ち合わせては居なくて、結局私が出来るのは、足早にその場から去る事だけだった。

そうして前も見ずにせかせかと歩いていると、どんっと何かに当たった。恐る恐る上を見上げると、馴染みの人がいた。彼は尻餅を着いた私に黙って手を差し伸べると、服に着いた砂クズを丁寧に落としにかかる。

馴染みの人。私の育ての親。もう何年も過ごしているのに、姿形が変わらない、変わった人。数年前から変わらない、ふさふさの短髪と、ちょっと小生意気な顔が、にやっと笑った。

「何。今日は早いね」

「……」

何も言わずに俯くばかりの私を見て、彼は軽く私の頭を撫でた。軽く二回、ぽんぽんっと。其れから長過ぎる脚の後ろに私の体を隠すと、護るように立ちはだかった。

「怖いの? なら僕の後ろに隠れてなよ」


「あ、弱虫が隠れてる〜」

「弱虫だから逃げる事しか出来ないんだ〜」

男共の煩わしい声が近くまで飛んで来た。早く逃げないと。でも此処で逃げたら、今よりもっと惨めだ。私を長い脚で匿ってくれたこの人を置いて、その場を離れる事は出来なかった。出来れば前に立って、睨みつけるぐらいの事はしなきゃ行けなかった。でも……出来なかった。結局、私が出来たのは、彼の脚にしがみついて、縮こまるだけ。

未だに男共の罵声が彼の前から飛んでくる。嘲笑や見下しがを圧縮したボールのように投げ付けてくる。もう、しんどくなって、馴染みの人を連れて逃げようと思った時だった。

「おい。いい加減にしろよ。束にならなきゃ女の一人も虐められねぇのかよ。お前らの方がよっぽど弱虫じゃないか」

「なんだよ。アンタ」

「お前ら弱虫に言う必要ある?」

馴染みの人は強かった。低く、良く通る声で男共の甲高い声を均すと、背後にしがみついていた私の腰を抱いて、さっさと歩き始めた。守られていると感じた。でも、私の誇りはボロボロだった。


男共の声が聞こえなくなった後、私は家の前に来ていた。馴染みの人と一緒に過ごしている家。何だか安心して、緊張が解けて、肩の荷が下りた。そうして背負っている鞄を地面に投げ付けた後、馴染みの人は黙って私の肩を叩いた。

「良く頑張ったね。言い返さず、無視を決め込んだね」

視界がぼやけて来た。今まで溜め込んで来た物が此処に来て、一気に溢れ出した。からかわれて悔しかった事。何も言えずに臆病だったこと。馴染みの人に守れる事しか出来ない惨めな事。それらが綯い交ぜになって、私は零していた。

「早く……早く大人になりたい……」

早く、早く、早く、大人になって、彼奴らを、彼奴らを天から見下してやりたい。私が彼奴らを見下したように。お前らよりもずっと強く、賢くなって、お前らをすり潰してやりたい。

「早く大人になって、自分の事くらい自分で守れる様になりたい。彼奴らを、見返したい……」

馴染みの人は私の体を黙って抱き締めた。

女子ちゃん

何時も一人で本を読んでいる。

自ら誰かを傷付ける様な事はせず、人にも従順。

博学であるが故に、突飛な思考回路を有している。

そのせいで、揶揄いの対象になっている。

普通に傷付いているし、嫌いなら構うな思考。

変な奴だと思うなら、相手にするな思考。


馴染みの人

数年前から姿形が一切変わらない不思議な人。

長身で、やや童顔。にやっと笑う。

女子ちゃんが赤子の頃から一緒にいる。

その正体は人か、人外か。


やられたらやり返す。ってことはまぁ当たり前だと思います。因果応報に基づいた考え方ですし。

でも無力で無害な者を、ただ楽しいから。という理由だけで虐めるのはやめましょうね。


まぁ、硬い話はこれくらいにして。


女の子年齢決めてません。小学校高学年から中学生位。

馴染みの人が人外であって欲しい。

ハイスペで全てをねじ伏せて欲しい。

そして其れを子供の顔で賞賛したい。

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