拗ねてへん
文字通り、忙しい師走のある日。
彼氏とおうちデートでまったり・・・・・といきたいところなのですが・・・・
「なぁなぁ」
「ん?」
「これはデートなのかね?」
「まぁ、会えてるし話もしてるからデートと呼んでもいいのでは?」
「じゃあさ、遊んでぇや。」
「ちょっと待ってよ、今は無理無理。忙しいんよ」
「ちぇっ、意地悪」
クッションを抱えて拗ねながら上目遣いをする私の彼氏。
「あらあら、可愛いですねぇ」
「バカにしてるやろ!」
「してないよ」
「だって、こっち向いてないやん。顔が画面のままやん」
「見んでも分かるよ。拗ねて上目遣いする姿はいつでも可愛い」
「それ、男が言われてあんまり嬉しいセリフじゃないんやけど」
「可愛いって言うてほしいからしてるんやとおもてたわ」
「最近会ったらいつも仕事ばっかり・・・・俺の事、嫌い?」
「そんな女々しいこと言わんといて。しゃあないやんか。
12月は毎年忙しいって決まってるし、締め切り前やし」
「余裕持たんからじゃ」
「余裕を持つとかそういう話じゃなくて・・・・じゃあ、奏多が
代わりにやる?」
「俺、パソコン出来ひんし」
私は、雑誌の編集の仕事をしている。
女性向け雑誌ということもあり、11月頃からの数か月ははX'masや
バレンタインなどイベントが続くということもあり、
取材や編集で仕事に追われてる事もしばしば・・・
だから、放ったらかしにしちゃうのは悪いけど、年上なので
もう少ししっかりしてほしい←
「どうせ大事じゃないんやな」
「えぇ?」
「もういいよ、もういいよ。寂しい寂しい奏多くんですよ」
「もうそれ、構ってちゃんのメンヘラ彼女やん」
「もう無理。リスカしよー」
「拗ねなって。もうちょっとやから!後、5分」
「5分?」
「んー、10分?」
「はぁ・・・・俺の友達はこのピンクのクッションちゃんだけやわ。」
気持ち悪いくらいに、クッションにニヤニヤしてる小さいおっさん。
おもしろいので、しばらく放置してたら・・・
完璧に私に背を向けて、ソファでTVを見ていた。
「奏多?」
「何?」
「横、座ってもいい?」
「お好きにどうぞ」
「まだ拗ねてんの?」
「拗ねてへんしな」
今度は近くにあったテディベア(大)を抱きながら拗ねてる。
しゃあないなぁ。
「カフェオレ入れたから、一緒に飲も?ほら、この前言うてた
クッキーと一緒に。あ!そうそう。奏多と見ようと思ってた
番組が確かここらへんに・・・・」
そう言いながらリモコンを操作していると、
「終わったん?」
「ん?ひとまず休憩。奏多との時間も大事やし」
「え?」
「何して遊ぶ?何がしたい?どっか行く?」
「でも、仕事あるんやろ?」
「私が仕事にばっかり夢中になって。奏多が私の事嫌いに
なったりしたら嫌やからね」
「そんな事ある訳ない。いや、別に困らせたいとかめんどくさい
彼氏になりたいわけじゃなくて、ただちょっと寂しかっただけで・・・・」
「良いよ、良いよ。せっかく一緒に居れてるんやもんな☆」
「・・・ありがとう」
ハニかみながら抱き締めてきたから、何か嬉しくて・・・
何か可愛くて・・・とりあえずキスしてみた。
「あ、」
「へへっ、ビックリした?」
「あらら、構ってほしいの抑えてた彼氏にそんな事したらアカンわ
・・・・なぁ?」
「え、えぇ?」
ちょっと待って、一気に♂みが増した気がするんですけども・・・・
もしかして、火付けちゃいました?
「そんな可愛い事するって事は覚悟出来てんねんな?」
「な、何?」
「なぁ、ヤッていい?」
「・・・」
「無言はOKの印やで?」
「じゃあ、アカン(ニコッ)」
「無理無理。もう俺の気持ちは抑えれんぞぉ!」
「おぉーアカンアカン!」
奏多がすごい力で私を抑えて、覆いかぶさってくる。
「最近、忙しくてムラムラしてるやろー?」
「いや、逆にそんな感情を抱くこともないほどやったんですけど」
「そして、可愛い可愛い奏多くんのお願いやんか?」
「あなたサイドが言うセリフではないですよね?」
アカンぞ、目力に負けてまいそう・・・
服に手をかけながら、
「減るもんやなし、別にええやん♪」
「私のモラルが減ってくねんけど」
「ん?何言ってるのか分かんなぁい☆」
「アカン、アカーン・・・」
「いっただきまーす☆」
・・・さぁて、この後どうなったのかは・・・
ご想像にお任せします。笑