01 死んじゃった?
初めて小説投稿いたします。誤字脱字等あると思いますがご了承ください!!
応援よろしくお願いします。
拝啓 お母さん、お父さん
春香です。結局親孝行できずにごめんなさい。
私は車に轢かれて死んでしまいました。ですが大丈夫です。
心配しないでください。今別の世界で頑張っています。
いや、頑張りたくはないのですが、、、
こんなことになった経緯を書いていきますね。
私、中山春香は有名なゲーム開発会社に入社したものの、毎日の激務により
体を壊しながらも働いていました。
「疲れた~」
「お疲れ様です」
そう言ってコーヒーを差し出してくる同僚の女の子
「ほんとにあの納期は信じられない。上層部にシステムを理解している人間がほしいよ」
はははと乾いた笑いを返してくれる。
定時はとっくに過ぎており、時刻は4時を過ぎようとしていた。
今日、といっても昨日になるがこのままの進捗だとスケジュールに間に合うかギリギリだった。
(明日も終電過ぎまで働くことになりそうだな)
もちろん始業から働くことになるためいつもは泊まり込みで対応していたが、
さすがに私も女の子。髪がぼさぼさ、3日もお風呂に入っていないから体がちょっと臭い。
お風呂に入りたい。始発で帰れば間に合いそうかな?急げば間に合いそうだ。よし帰ろう
「今日はいったん帰宅するね」
そう伝え帰宅準備を整える。
「お疲れさまでした~」
「お疲れ~」
会社から出るとすでに日が昇っていて少し明るい。
「ん~」体を伸ばすと腰からバキバキと音が聞こえてくる。
「はぁ、帰ろう」
その日はいつもより寝不足で、いつもより食事をとっていない日だった。
そんな悪条件のせいか正面から突っ込んでくる車に気が付かなかった。
あぁ、あなたも寝不足ですか。運転席の人が寝ているのに気が付いた時にはもう意識を手放していた。