エナジー成分、ちゃんと知ってる? (前編)
今回は、エナジードリンクに配合されている栄養成分、題してエナジー成分について知識を深めて行きたいと思います。
まず、エナジードリンクと言えばカフェイン!
我々の生活にすっかり溶け込み、コーヒーやお茶にも普通に含まれている他、ココアやチョコレートにも含まれる為、耐性のあるなしによる得手不得手はあるにせよ、カフェインを全く摂取しない生活を送っている人はそれ程多くはないでしょうね。
その効能は、覚醒作用、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用が有名で、エナジードリンクや栄養ドリンクだけでは無く、ビタミンの錠剤や風邪薬にも含まれています。
カフェインの副作用としては、不眠や頭痛、めまい等が挙げられますが、カナダの基準では一般の成人の1日あたりの摂取量は400㎎以下にとどめる様に推奨されていますね。
それでは、カフェイン400㎎をエナジードリンクで摂取してしまうには、どれだけの量が必要なのでしょうか?
最も分かりやすい例は、日本で販売されている「モンスターエナジー」を1リットル飲む必要があるという例えです。
「モンスターエナジー」は、現在500mlのボトル缶が販売されているので、それを1日に2本飲む様な生活をしている場合、カフェインの耐性が強い人でなければ健康を害する危険性があるという試論ですね。
ですが皆様、「モンスターエナジー」は1リットル飲める味でしょうか?
そもそも、炭酸飲料を1日に1リットル飲む生活をしている人は、カフェイン云々以前に糖尿病の危機に晒されてしまいますよね。
過ぎたるは及ばざるが如し……何事も程々が良いのであって、エナジードリンクの責任には出来ません。
とは言うものの、私個人的には「モンスターエナジー」の500mlボトル缶はやり過ぎだと思っています。
カフェイン、糖質の両面から見ても、習慣化には注意が必要ですね。
ちなみに、現在日本で販売されているエナジードリンクの中で、100mlあたりのカフェイン含有量が一番多いものは、マツモトキヨシのPB商品である「EX STRONG」エナジードリンクの65㎎です。
この値は「モンスターエナジー」の1.5倍以上にあたる為、飲み過ぎには十分な注意が必要ですが、幸いにして(?)「EX STRONG」の内容量は250mlです。
何処のメーカーでも、最低限の調査と配慮はしているんですよね。
カフェインの過剰摂取に関しては、大人としての常識があればさほど心配する事はありません。
むしろカフェインで心配すべき点は、利尿作用による脱水の危険性です。
エナジードリンクを飲んだ後、普段より早いタイミングでトイレに走った事はありませんか?
それはカフェインの利尿作用によるものなのですが、これは裏を返せば、コーヒーやエナジードリンク等、カフェインを多く含む飲料は、真夏の水分補給には向かないという事実の裏付けとなるのですね。
真夏のうだる様な暑さの下、だるい身体にシャキッと効く冷たいエナジードリンクは堪んねぇですが(笑)、水分補給はおろか脱水症状を呼ぶ危険性があります。
真夏のエナジードリンクは、いつでも対処が可能な室内で飲んで下さいね!
次に注目すべきエナジー成分は、アミノ酸!
アミノ酸はたんぱく質と密接に関係している重要な栄養素で、かつ体内では生成出来ないものも多い為、食物や飲料での摂取は必要不可欠です。
エナジードリンクで、「……チン」、「……ニン」、「……リン」等の語尾を持つ片仮名の原材料名が出てきたら、ほぼアミノ酸と考えて間違いないでしょう。
ちなみに、栄養ドリンクでは主役ばりに大活躍しているアミノ酸「タウリン」には、血圧上昇を抑えたり、肝機能を高める効能があり、お酒の後に飲むウ〇〇系ドリンク(←敢えて伏せ字)にも欠かせませんが、実は薬事法の関係でエナジードリンクには使えないんですよね。
アメリカ版の「モンスターエナジー」や、欧州版の「レッドブル」にはタウリンが含まれているのに……これが利権社会ニッポンか?
さて、エナジードリンクに含まれているアミノ酸の代表格と言えば、カルニチンとアルギニンです。
カルニチンは筋肉細胞の中に存在する為、体内で生成出来るアミノ酸ですが、エネルギー代謝に力を発揮する為、発見当初はビタミンB群と認識されていた様です。
代謝の中でも、特に脂質のエネルギー代謝に長けているので、摂取すると脂質の燃焼を助け、ここぞという時のひと踏ん張りを支えてくれる、スタミナ系エナジー成分ですね!
アルギニンは、アミノ酸として必須とはされていませんが、体内でのアンモニアの解毒作用の他、外傷、褥瘡、感染といった事態に於いて回復を早め、コラーゲンの生成にも関与している為、成長期や老年期には特に必要とされるアミノ酸です。
どちらも仕事や創作活動の「もうひと踏ん張り」を支えてくれるエナジー成分なので、帰宅前の最後の仕事に備えて摂取するのが効果的ですね。
次回はエナジー成分の後編、各種ビタミンと生薬成分、糖類についてご紹介します!




