モンスターエナジー・ゼロカロリートリオ
【モンスターエナジーが苦手な人の為のモンスターエナジー?さっぱりとした飲み口は確かな存在感!】
今回は魅力的なテイストを多数揃えるエナジードリンクのトップランナー、モンスターエナジーのゼロカロリートリオ、「アブソリュートリー・ゼロ/ウルトラ/ウルトラ・パラダイス」をご紹介します!
2012年、モンスターエナジーが日本上陸を果たした当時は、まだオリジナルとカオスの2種類しかテイストが無く、アメリカ直輸入の商品でした。
本国アメリカでは、既に多彩なテイストを誇っていたモンスターエナジーは翌2013年、ライバルのレッドブル・シュガーフリーに対抗してか、初のゼロカロリー・シュガーレスバージョンである、青い缶のモンスターエナジー・アブソリュートリー・ゼロを発表します。
ちなみに翌2014年、モンスターエナジー日本支社が設立された為、このアブソリュートリー・ゼロが最後のアメリカ直輸入テイストとなりました。
個人的な印象ですが、アメリカ産から国産になったモンスターエナジーは、良く言えばマイルドに、悪く言えばエッジが丸くなった様に感じます……。
日本の果汁飲料や炭酸飲料は甘さがちょうどいいと世界でも評判なのですが、ある意味パチモン感も重要なエナジードリンクに限っては、テイストや成分でリスクを恐れない(笑)外国産の魅力はやっぱりありますよね!
やがてエナジードリンクも日本にすっかり定着した2015年、白い缶のモンスターエナジー・ウルトラが、そして2020年、目下の最新作である黄緑缶のモンスターエナジー・ウルトラ・パラダイスが発表され、モンスターエナジー・ゼロカロリートリオが勢揃いしたのです。
【テイスト】
モンスターエナジー・アブソリュートリー・ゼロは、オリジナルのモンスターエナジーをベースにゼロカロリー化を果たした1本で、糖類、Dーリボースの代わりに人工甘味料が使用されていました。
元来、オリジナルの糖分とカロリーが気になるユーザーの為に開発されたので、テイストはかなりオリジナルに近いものに仕上がっています。
あのオリジナルの魅力である、まったりと持続するクセになる甘味はありませんが、さっぱりしたキレのある甘さは、エナジードリンクファンの間口を拡げる事に成功しました。
私個人としては、後味が物足りない印象のアブソリュートリー・ゼロは余り好みではありませんが、このさっぱりテイストが大好きで、モンスターエナジーはアブソリュートリー・ゼロしか飲まないというファンもおられるそうですね!
モンスターエナジー・ウルトラは透明な色が目を引く新機軸で、エナジードリンクの代名詞とも言える黄色を天然に発色するビタミンB2が成分に存在していません。
テイストそのものはライチ風味のスポーツドリンク炭酸と言った印象です。
飲み飽きないちょうどいい味わいで、缶のデザインもお洒落なウルトラは、個人的にゼロカロリートリオの中では一番好きですね。
モンスターエナジー・ウルトラ・パラダイスは、ウルトラ同様にビタミンB2が成分に存在せず、透明に近い緑色が鮮やかな1本です。
テイストはウルトラをベースにキウイや青リンゴの風味を薄く付けたもので、初めて飲んだ時はかなり物足りなさを感じました。
しかし、他のモンスターエナジーとは異なり、ウルトラ・パラダイスにはリラックス効果を持つ不思議なテイストが感じられ、これがタイトルの由来なのかと、最近積極的にテイスティングする様になりましたね(笑)。
【効能】
ゼロカロリートリオは、つまるところ糖類がゼロである為、ブドウ糖しか食べない脳の覚醒は期待出来ません。
また、ウルトラ、ウルトラ・パラダイスにはビタミンB2も配合されていないので、脂質の代謝促進や酸化の防止効果は期待出来ません。
ゼロカロリーのエナジードリンク全般に言える事ではありますが、何らかの効能を期待したいのであれば、まずは頭の覚醒に糖質を含む食事やお菓子等を補給しておく必要がありますね。
その一方で、消化という概念を持たないゼロカロリー素材で構成された飲料だけに、カフェインの回りは早く、身体の覚醒スピードは糖類を使用したエナジードリンクよりも早い感覚があります。
個人的に、ゼロカロリートリオの中で一番カフェインの回りが早いと感じるのはウルトラですね。
ゼロカロリーであり、食事の代謝への効能も弱いウルトラですが、それ故に24時間いつ飲んでも効能に変わりは無く、身体の覚醒を求めてゼロカロリートリオに手を出すのであれば、ウルトラがイチオシですよ!
アブソリュートリー・ゼロは、ゼロカロリートリオの中で唯一ビタミンB2が配合されているので、食後の代謝促進と持続するスタミナに活用したい場合におすすめですね。
仕事のもうひと頑張り、或いは食後のカラオケパーティー等でテンションを上げておくのも良いかも知れません。
ウルトラ・パラダイスは、私個人の感想としては、モンスターエナジーらしいテンションの上昇や覚醒感が余り感じられませんでした。
しかしながら、そのテイストの影響か、ウルトラ・パラダイスには不思議なリラックス効果があり、むしろ仕事を終えた後の自分へのご褒美として飲むと、穏やかにプライベートを満喫する下準備を整えられると感じられましたね!
新しいモンスターエナジーの楽しみ方かも知れません。
私自身がそうであるとは口が裂けても股が裂けても言いませんが、マニアックなエナジードリンク愛好家の間には、ゼロカロリー飲料はエナジー成分追求の放棄だという認識があり、余り積極的な評価やテイスティングを行わない傾向が見られます(笑)。
また、私自身がそうであるとは口が裂けても股が裂けても言いませんが、ある程度の年齢以上のユーザーは人工甘味料の甘味に馴染めず、砂糖を使わない飲料を身体に悪いと一蹴し、飲まず嫌いに陥る傾向も見られます(笑)。
本エッセイでも触れている様に、確かに人工甘味料は身体に良いものではありませんが、正直発ガン性は人工甘味料よりも職場のストレスの方が高いです(笑)。
エナジードリンクとしての個性を保ったまま、さっぱりした飲み口でユーザーの間口を拡げたゼロカロリートリオには、確かな存在感があると言えますね!




