表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の人生の終わらせ方  作者: 終末の探究者
1/14

人生を終わらせる方法について考える

僕がなぜ人生を終わらせようと思ったか


僕は、今までの人生で2回、心の病にかかった


一度目は『うつ病』、二度目は『適応障害』と診断された


適応障害を発症したのは3年前、継続終了支援施設で社会復帰のための訓練をして昨年社会復帰を果たした



20年前に若気の至りで退社した会社に再びお世話になるとは思いもしなかったが、1年間の間に、体調が悪くなって休んでしまう事がある僕を気遣ってもらえたのがうれしかった


働き始めた当初は、足の痛みがひどく、そこから腰を痛めた、マッサージに通ったり、知人に勧めてもらった整体に行ったりして何とか回復


ようやく身体も慣れて来たと思った矢先に、母が突然他界した



その日から日常が一変した


役所に銀行いろんなところで色んな手続きをした


『適応障害』を発症する少し前に離婚した僕は実家に戻って両親と3人で暮らしていた


家事の一切を母に任せっきりにしていたため、何がどこにあるかさえも分からない


こんなことになって初めて母がどれ程、大きな存在だったか思い知らされた



手続きも終わって、日々の暮らしにも慣れ始めた頃、体調を崩す頻度が極端に多くなってきた


心の中にすっぽり穴が開いたようで、気持ちに踏ん張りがきかない


体調が悪くなると、心臓を誰かに握りしめられたように苦しくなって、体が思うように動かなくなる


仕事が終わっても疲れたと感じるのではなくて苦しくて仕方がなくなってきた




今まで将来の事なんて考えたことが無かった


いや考えないようにしていただけかもしれない


家族を亡くして残された父の事や、突然の体調不良で行動不能になる自分に不安を感じたためかもしれない




将来の事を想像してみたが、明るく楽しいイメージは全くわいてこなかった


社会復帰の為に体力をつけよう、人生を楽しもうと色んなことに挑戦してみたが、今は全くやる気が起きない


『もう死んでもいいかな』そんな事を思うようになってきた




今まで好き勝手に生きて来た、両親や妹、元妻いろんな人に心配や迷惑をかけた


だから、最後は出来るだけ迷惑をかけずに人生の終わりを迎えたい


全く迷惑をかけないわけにはいかないけれど


これは僕が自分なりに納得して人生の終わらせるためのお話


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ