入隊
1937年8月26日 10:15 帝国軍レーベル駐屯地
突然だが、なぜ僕は今、駐屯地にあるかと言うと
分かっているかもしれないが、帝国軍は志願制
なのだ、なので勿論、軍に入るには試験が必須なんなのだ、それも当たり前だ読み書きが出来ない
将兵何て、ただの邪魔者なのだ、確かに基本を教えてくれる教育期間はある、だが、基本を教える所であって勉強を教えてくれる人はいない、ちなみに僕は親が銀行員になって欲しいと言っていたため、それなりには勉強はさせて貰っていた
だけど、腕立てはどうにも人並みにしか出来ない
まっそんな事はさて置き座学も終わり次は面接だ
「ベーベル・ダニエル入ります!」
聞かれるのは愛国心はあるか?
総統閣下へ忠誠を誓えるか?
祖国のために死ねるか?
とかそんなのばかり、聞かれた、だが面接官の
一人が聞いてきた。
「君、歳はいくつだね?」
僕は、それに対して正直に答えた
「今年で13になります、ですが歳は軍人の気質に影響無いかと!」
とは、言ってみたが気質に影響無いかと言ったら大有りだがそんな事は気にしていられない
さらに面接官は聞いてきた
「随分若いね、軍人以外の道もあったんじゃ無いかな?」
確かにこの人の言う事は正しい、他者からしたらこんなにも幼い子供が軍に入りたいと言っても
ハイハイそうですかと流される、だが僕の場合は
もう、駐屯地に来て座学をやっているし
僕は確かに愛国心なのだ国のために死にに行けるか?と言われたら喜んで、はい!!と言う自信はある、他の子供と違うと言うとそこなのだ。
「他の道は確かに考えました、ですが私は先ほども述べたように、祖国のためならば死ぬ覚悟を持っております!」
そんな事を続けて30分くらいは経ったのか
面接は終了した、後は結果を待つだけだ。
数日後結果は届いた結果は合格だった、まずは
合格した事に安堵を隠しきれない、後は着隊日を待つだかになった。
1938年3月26日10:30 帝国首都 バルリル空軍基地
第1航空教育隊
今日が着隊日なのだが…早く来すぎたみたいだ
早く来ないには越した事はないのだろうが少々早く来すぎた、どうこうしてる間に手続きが終わり
支給品一式を譲り受け遺書などを書かされた部屋を見て回したがどうやら他にも9人は来るみたいだ
自分を入れて10人になる、この9人は同期になるわけだ仲良く下に越した事はないが、やはりライバル意識はしてしまう。
その後一回り基地の紹介をされて皆んなで自己紹介などをした、まず
班員番号1番ディータ、班員の中でも23歳と年上の方だ何かと気前が良く人当たりも良い人望に優れた男だろう。
班員番号2番フリッツ(18)
班員の中でも身長は高い方だ、とても武闘派で良く航空隊に合格出来たなと思うほどに馬鹿だ、でも誰よりも仲間を大切にする奴だ。
班員番号3番ハンス(19)
特に優れたこともなく平凡だあまり話しては来ないがこっちから話したら普通に、返事が返って来る、悪いやつではない。
班員番号4番ヘンゼル(20)
こいつは、班員の中でも明るく、ムードメーカーだこいつは特に球技系になると凄いほど張り切る見てるこっちとしては面白い奴だ。
班員番号5番ドミニク(16)
僕の友達でやはり班の中で一番仲がいいドミニクとは小さい時からの仲だ
班員の中でも一番射撃が上手い。
班員番号6番ファビアン(22)
班員の中でも特に座学に長けている時としては班員を纏めたりしている学歴は大学中退だそうだ
なぜかと聞いたら、金が無くなったからだそうだ
班員番号7番ヨハン(18)
班員の中でも戦闘機の扱いに長けている特にドッグファイトになると勝てる者はいないだろう。
班員番号8番ユスティン(17)
こいつ、はなんと言うか運がいい。
班員番号9番アンドレ(25)
班員の中でも歳食いで元は陸軍に身を置いていたらしいが勉強して航空隊に来たらしい、やれば出来るが、やるまでに時間がかかる。
班員番号10番ダニエル(14)
班員の誰よりも年下だが誰にも負けない愛国心と行動力で歳をカバーしている何事にも物怖じせず
常に全力疾走である。