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お隣のふにゃふにゃ王子様  作者: まあちゃん
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発表後の反応

マスコミとボレロ、Speranza両方の公式サイトで、和と綾子の交際を認めて、由岐と綾子の兄妹関係を認める発表をすると、テレビも街中もネットサイトも3人の話題で持ちきりになった。


テレビでは、元々業界では知られていた交際だったことも伝えられ、幼なじみから心の支えになり交際に発展したと過去から現在までの事も放送された。


街中でも、名前は出さないにしてもナゴミも綾子も互いに大切にしてることは周知だったので、

「発表されたコメントでナゴミが綾子を本当に大切にしてるのが分かって、ますますファンになった」

「二人とも有名人なのに幼なじみと恋愛なんて親近感がわいた」

「ユキの妹じゃなくてSperanzaの綾子で勝負したかったなんてカッコいい」

「ライオンが子どもを谷底に落とすのと同じで、自分の名前を使わせなかったユキに妹への愛情を感じた」

「ナゴミがインディーズの時に作ったloverがまだ中学生だった綾子を想って書いた歌で、綾子が作ったAngle's featherがナゴミのことを書いた曲とかってミュージシャンじゃなきゃ出来ない」

「そう言えばナゴミと綾子がいつも付けてるペアネックレス、ナゴミがデザインしたんだって。ペアのアクセサリー作るなんてナゴミって以外とロマンチストだよね」

など暖かい言葉が多かった。


しかし、ネットサイトは違った。

熱狂的なファンや、元々ボレロやSperanzaが嫌いな人々の誹謗中傷が溢れていた。

「兄妹と公表しなくてもユキの妹だからコネで同じ事務所入った」

「綾子はユキの妹だからナゴミに近付けた」

「ナゴミはユキが怖くて綾子を捨てれない」

「仲間の妹に手を出すとかどうなんだ」

「昔から綾子が自分を支えてくれたとか言ってるけど、数年前まで派手に遊んでる噂あったよな」

「モデルも女優も食い放題」

「飽食に飽きて粗食に手を出したら仲間の妹で、有名人になっちゃった」

「綾子はナゴミの女遊び知っててずっと支えてたわけ?」

「綾子も所詮女。女優やモデルを相手に鍛えたテクニックで落ちた」

「綾子に書いたラブレターを曲にして商売に使うとかどんだけ金儲けしたいんだよ」

「ナゴミはインディーズだったからまだいいけど、綾子なんて武道館でナゴミの事書いた曲披露てし新曲ですとか。最近発売になったけど、まだ金欲しいのかって感じ」

「あのネックレスだってどうなの?ペアとかさ…。中高生かって思うんだけど」

など心無い事がたくさん書かれた。


また、綾子は前からSperanzaのメンバーとして大学では目立つ存在だったが発表をしてから数週間は、大学のあちこちが綾子とナゴミとユキの話で持ちきりだった。

「綾子がユキの妹ってビックリしたよね?」

「そうそう。それにユキとナゴミが幼なじみでその妹の綾子と付き合ってるとかさ」

「綾子ってダサい彼氏といるの見たけど、あのナゴミだったの?」

「有名人になっても気さくで、私たちが話しかけたら普通に話をしてくるから綾子好きだったし彼氏とずっと続いてるから親近感あったけど、あれが変装してるナゴミだったなんて…やっぱり有名人は有名人と付き合うんだって思ったらガッカリ」

「それよりもナゴミの変装やり過ぎ。ダサ過ぎて引く」

「カリスマ性無しの綾子にデレデレの男だったよな」

「まぁ、それだけ綾子に惚れてるって事だろうけど。まるで別人だよな」

「綾子にしか見せない俺みたいな感じ?ギャップ萌えなんじゃない」

「じゃあ、綾子は?」

「綾子もサバサバしてるように見えて実は…」

とカフェテリアにいる綾子と同じ学部の生徒が話していたが、あまりにも大きな声だったので離れた所に座っていた綾子と誠と綾子の友人に聞こえていた。

「綾子、気にするなよ」

と誠が言うと

「大丈夫。気にしてないよ」

と綾子は笑ったが

「綾子、ここは笑うとこじゃないでしょ?」

と綾子の友人の桃花が怒ると

「そうだよ。そりゃ綾子の彼氏の若狭さんがナゴミだったのは驚いたけど、若狭さんいい人じゃない。何であんな事言われなきゃならないの?」

と結香も言った。

「若狭さん、私たちに会うたびに綾子と仲良くしてねとか、綾子と友達でいてくれてありがとうとか言ってくれる優しい人じゃん。何であんな事言われなきゃいけないの?」

た桃花は言って

「ちょっと一言言ってくる!」

と立ち上がると結香も立ち上がり、二人は大きな声で話をしている4人の所に行ったので、綾子と誠も慌てて後を追った。

「ちょっと!今まで綾子とも普通に話したりしてきたのに、あの記事出たからって突然そんなこと言うのよ!」

と結香は4人に言った。

「結香ちゃん、やめろよ」

「結香、いいから」

と誠と綾子が止めに入ると

「だってさ。綾子の彼氏がナゴミだったからってガッカリとか。綾子はサバサバしてるように見えて実はって何よ」

と結香は続けた。

「本当にいいから」

と綾子が言うと

「あんたたちだって綾子の彼氏と普通に挨拶したりしてたよね?綾子の彼氏がたまたまナゴミで綾子もたまたま仕事がミュージシャンで有名になっただけでしょ?あの記事出たからって綾子の何が変わったの?」

と桃花が言うと

「それは…」

と4人は困った顔をして顔を合わせた。

「突然の出来事に驚いただけだよな?」

と突然誠が言った。

「俺は綾子が高校の頃から付き合ってる人いるの知ってたけど、初めて彼氏見た時は不思議な人だなって思ったし、それがナゴミさんだって知った時はすぐに理解出来なくて思考がストップしたよ」

と笑ったあと

「綾子はボレロのナゴミさんだから付き合ってる訳じゃないし、和さんもユキさんの妹とかSperanzaのメンバーだからって綾子と付き合ってる訳じゃないし…。こんなこと言うと有名人ぶってと思われるかもしれないけど、事務所もなるべく二人の休みを合わせようとしてくれてるけど、和さんも綾子も忙しくてスケジュールなんて合わないんだよ。武道館ライブまで1ヶ月ぐらい綾子と和さんは会ってないし、その後だって週刊誌に載った時に事務所に呼び出された時に会っただけで会えてないんだよ。本当は普通のカップルみたいに会いたいとか一緒にいたいとか思っても出来ないから、和さんは時間があれば大学まで綾子を迎えに来るんだし、ナゴミだとバレたら騒ぎが起きるかもしれないからあんな格好で来てると思うから、二人の事はそっとしてくれると綾子の友人として俺も嬉しいんだけど」

と誠は言った。

「そんな事言って。誠くんは自分がいい人アピールしてファン獲得したいんでしょ?」

と桃花が言うと

「あ、バレた?」

と誠は笑った。

「…綾子、ごめんね。何かさ」

と一人が言うと、もう一人が

「何か、有名になってあまり大学来れなくても会えば綾子とは普通に楽しく話とかしてたから全然変わらなくていいなって思ってたんだけど…ナゴミと付き合ってるって知ったらやっぱり芸能人なんだって何か遠くに感じちゃって…ごめんね」

と言った。

「俺は…あのダサい彼氏が綾子の彼氏なら俺だって彼女作れるって思ってたけど実はナゴミだって知ったら、俺には一生無理かも…ってショックで、八つ当たりみたいな感じになった」

と一人の男が言うと

「そりゃ、綾子の彼氏がナゴミじゃなかったにしろ失礼だろ?アイツにいるなら俺にもとかさ。そんな考えだからお前はモテないんだよ。どうせならモテ男の誠に紹介してもらえよ」

もう一人の男が笑うと

「俺、モテないよ。俺も高2から彼女いないどころか出会いも無いから紹介出来ないよ」

と誠は笑った。


一方、ボレロのメンバー特に由岐は予想外の反応に困っていた。

由岐が二十歳になるまで綾子と付き合うなって言ったのを真に受けて和は綾子と付き合わないでいたことと、それが冗談だったと知って綾子が18歳になったのをきっかけに和と綾子が付き合い始めたと言う事をミュージシャン仲間の間では和はバカ正直な奴だと前々から笑い話でよくされていたが、由岐が綾子の事務所入りを反対し綾子が一度諦めた事や、綾子が事務所に入る条件にユキの妹と言う事を公表しないで自分の力でやるなら入っもいいと許可したと言う半分本当で半分嘘の事がワイドショーなどで放送されたので、ミュージシャン仲間からはユキは顔は優しいくて人当たりもいいけど、本当は厳しくて怖い男で綾子はそんな由岐に絶対に逆らう事が出来ないらしいとひやかしをうける事が多くなった。

「あのさ…。和と綾子はファンにも結構受け入れられてるし、メットヘアの恥ずかしい格好しなくても綾子と会えるように良かったなって和はスタッフや他のミュージシャンにも言われてみんな歓迎ムードなのに、何で俺だけ悪者みたいになってるの?」

と由紀が言った。

「悪者って訳じゃないけど、言われてる事はほとんどやってきた事だし」

とタケが言うと

「綾子は俺が怖くて逆らえないのか?」

と由岐はメンバーに聞いた。

「まぁ…」

とカンジが言うと

「そうなのか?…」

と由岐は落ち込んだ顔をしたので

「冗談だよ。綾子だって言いたい事があるときはキチンと言ってるだろ?それに、綾子にとって由岐は大好きなお兄ちゃんだからあんまり反抗しないんだよ」

とカンジは言った。

「そっか…。そうだよな。綾子は昔からお兄ちゃん子だから。それが…こんな男に…」

と由岐はギターを鳴らしてる和を見た。

「え?なに?何か言った?」

と和が言うと

「お前は本当に何があっても動じないな」

とカンジが言うと

「当然。綾子がいれば俺は他はどうでも良いって言うか気にならないから」

と和は言ったあと

「俺が過去に派手に女遊びしてたのは本当だし書かれても仕方ないよ。お互いセフレって割りきってお互いにその時の快楽を求めたのも本当。でも今はそんなの何の意味も無い無駄なことだって分かるからやらないし…。俺と付き合い始めるとき綾子が他の女のところに行かないで欲しい、他の女を抱かないで欲しいって言ったのを聞いて、綾子は何も言わなかったけどずっと嫌だったんだなって知ったから女遊びなんて絶対しないよ」

と言った。

「何だよ。のろけか?」

とカンジが言うと

「違うよ。過去の事は俺にも責任あるから仕方ないけど、ありもしない事いろいろ言われて、もしも綾子が傷付く事があったら俺はそいつを探しだして殺すかもしれないってこと」

と和は言った。

「お前が言うと洒落にならないよ」

とカンジが言うと

「ま、それくらい綾子が大事ってことだよ。のろけて悪いけど、綾子はお兄ちゃん子かもしれないけど、絶対に由岐より俺の方が好きだから」

と和は笑ってギターを弾きはじめた。


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