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詩集

この空ろ

作者: 立春

この空ろ


人を愛せと 教わりました

至極全うな社会の中で

この空ろを気づかれないように

どうにか やって来たのです


人は好きです 好きなだけです

愛し愛され 育った筈なのです

けれど どうして愛を返せましょうか


きっと この空ろは臆病で 高慢で

分け与えることが出来ないのです

何も入って無いのですから


この先もきっと ひとりで生きるのです

凍えるような恐怖の中で

それでも誰も いらないのです

誰かを想うことが出来ないので

煩わしさと嫌悪を吐き出し

また ひとりが良いのです


寂しさよりも

この空ろには 辛いのです

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