表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
原作では破滅の運命の悪役女性! ⋯⋯でも色々違う気がします?  作者: Masa(文章力あげたい)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/59

新たな日々

 理想学園の全壊。 その事実は、世間で多く知られることになったが、その原因は不明のままであった。 


 現場にいた生徒達の一部が、生徒会長が邪神を召喚したと発言をして話題になったが、何故か根本的な原因は不明なままである。


 

 「湊。 ⋯⋯そんな格好で外にいたら風邪引くよ」

 「すまない。 ちょっと考えごとをな⋯⋯」

 「また、川端ことねのこと? ⋯⋯たしかに、最後のアレは彼女だったかもしれないわ。 ⋯⋯それでも、私たちは世界を救ったんだよ! 邪神から! ね」


 桐原彩乃は高坂湊を元気づけようと、にっこり微笑みます。 


 高坂湊は、桐原彩乃の髪を優しく撫でます。


 「うん。 俺たちは救ったんだこの世界を、お前と一緒に、な」

 「⋯⋯湊」


 二人の視線が交わり、口が重なりそうになるーー


 「⋯⋯二人とも、私がいるの忘れてない?」

 「舞香! ⋯⋯べ、別に忘れてないから⋯⋯ね、湊?」

 「お、おう。 ⋯⋯そうだぞ舞香」

 「ふ~ん。 ラブラブなのはいいけどさ⋯⋯」

 「⋯⋯あの。 みなさん、ここにいらしたんですね」

 

 三人が振り向くと、金髪の女性が近づいて来ました。


 ーー櫻井美羽は、川端雫が連れて来た女性である。 彼女は、三人の世話と学校に通うためにここへやって来たのだ。


 高坂湊は川端雫にことねを見たことを話すことが出来なかった。 彼女の様子はみんなの前だけで平然を装うだけで精一杯だったからだ。


 川端ことねが邪神を召喚し、そして邪神そのものになって学校を破壊した、と知れば彼女は壊れてしまうだろうと、みんなが判断してのことだった。


 そんな彼女が連れて来た、新しい世話役なのだがーー


 櫻井美羽はいつも自信がなさそうな表情で、話す時はいつも敬語だった。


 最初は、いつか口調も崩れると思っていたのだがーー


 「みなさん、ご飯の用意が出来ております。 テーブルへどうぞ⋯⋯」


 彼女の指示に従いテーブルに向かうと、三人分の食事があった。 そして、美羽はテーブルに座らず、後ろに立って三人を見守る。


 「櫻井さんも一緒に食べようよ」

 「⋯⋯いえ。 私はここで待ってます」

 「でも、みんなで食べた方が美味しいよ?」

 「⋯⋯」

 「⋯⋯舞香。 これ以上の無理強いは櫻井さんに悪いわ」

 「⋯⋯わかった。 ごめんなさい、櫻井さん」

 「⋯⋯お気遣いなく」


 どこか、気まずい様子の三人を高坂湊は眺める。 美羽は人見知りなのは知っていたが、この態度はそれとは違い、明らかに彼女たちの身分の差を分ける行為だと思ったのだ。 

 

 ーー使用人と奥様の埋まらない関係を


 「⋯⋯明日からだね、学校」

 「そうだな⋯⋯なんだかんだあったが、無事に再建出来て良かった」

 「私も通うからね! よろしくね、湊先輩!」


 そう、明日から新学期。 俺たちは新しい日々へと進む!





 

 

 「新たな世界へひた走るのですわ!」

 「ミウミウ凄い! しっかり噛んでいるのに、食材が消えてくよ!」

 「ふふ、これが必殺! ミウミウハリケーンですわ! 食べ物が私と言う名の物体に吸い込まれていきますの!」

 「わあ! あんなにたくさんあったのに! お姉ちゃんおかわり持って来て!」

 「はい! ただいま! すぐに美味しいご飯を提供いたします!」

 「⋯⋯彩乃。 私のスピードについてこれるかしら?」

 「食事を食べていただくことが私の喜び! お嬢様! 私は負けません! 料理人の誇りにかけても!」


 料理人彩乃とミウミウの大食い料理バトルが行われていた。


 最初は、美羽が料理をするつもりだったが、「ここは私の戦場。 貴方はただ、私の作る美味しい食事を食べていればいいの!」と言い、美羽を台所に立たせなかった。


 そして目撃する、美羽の美味しいそうに食べる姿をーー


 高鳴る鼓動は、彩乃の真剣を鋭くさせる。 


 今の彼女を柳田健太が見たら、きっと涙を流すだろう。 


 「ところでなんでミウミウは家に泊まりに来たの?」

 「家族で団欒しているところに私はいられませんわ。 それよりもお泊まりの許可をいただけて嬉しいですわ!」

 「当然じゃん! 私たち、親友だもん!」

 「舞香!」


 二人はお互いに抱きしめ合うのでした。


 「ククク、我が右手が疼く⋯⋯体が熱い燃えるようだわ! 力がドンドンみなぎってくる。 私は更なる高みに登るわ!」


 一方、彩乃は料理人としての腕前を覚醒させていたーー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ