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原作では破滅の運命の悪役女性! ⋯⋯でも色々違う気がします?  作者: Masa(文章力あげたい)


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55/59

これにて一件落着!

 突然聞こえた声に、悪霊と三人は声の主を見ます。


 『⋯⋯お主が エターナルパーフェクト様?』

 「おい、田中! お前はおとなしく、さっさと逃げろよ!」

 「ククク、我の力をみくびるなよ、柳田健太。 今、我は己れの封印を解く。 そして仮初の姿から、本当の姿、理想の神・エターナルパーフェクトになるのだ!」


 田中はそう言うと、眼帯と包帯を丁寧に外して、とても大事そうに安全な所に置いて戻って来ました。


 「さあ、我こそが理想の神、エターナルパーフェクト⋯⋯」

 『エターナルパーフェクト様!』

 「えっ? ゴホン。⋯⋯はい、私がエターナルパーフェクトです」

 『神よ! 復活を心待ちにしておりました! 既に現界されていたとは⋯⋯感激です! 私は貴方のファンだったんですよ!』

 「⋯⋯そうなんだ。 えっと、君はなにかね? 私の復活のために頑張っていたのかな?」

 『はい、そうです。 そのために、人間どもの憎悪を糧に貴方様を復活させようとしていましたが⋯⋯』

 「ふむ、ご苦労様ですね。 褒めてあげましょう」


 悪霊と田中がまごまごしながら答えます。


 「⋯⋯健太さんこの状況はなんですか?」

 「知るか! エターナルパーフェクトってアイツの創作じゃなかったのかよ!」

 「訳がわからないわ⋯⋯こんなの原作にはないわよ!」

 「邪神がいるってことねが言ってたぞ!」

 「邪神? ⋯⋯ああ、たしか、原作で川端ことねがぶつぶつ呟いていたわね。 えっと、それで最後は邪神もどきと対峙する流れだわ」

 「ところで、なんでアイツは自分が本物の邪神だと言い張っているんだ?」

 「悪霊は邪神を復活させたい野望があったから、信仰心があるんじゃない?」


 気がつくと田中は、偉そうに威張っていて、悪霊はぺこぺこしていました。


 「やれやれ。 まったく、舐められたものですね。 この私が、憎悪が源で現界すると⋯⋯私は理想の神ですよ。 そんなの理想に決まっているでしょう」

 「おっしゃる通りです。 拙者の考えが間違いだったでござる」

 「ほう⋯⋯間違いだと。 では、どうしますか? この責任は?」

 「はい! 拙者は責任を取り、消滅するでござる」

 「よろしい! ⋯⋯今回は貴方の決意に表して、成仏させてあげましょう」

 「なんと! エターナルパーフェクト様! ありがたき幸せ!」


 悪霊がそう言うと、周りが白い光に包まれて、悪霊の霊体が一人の青年になりました。 そして、青年は泣き出します。


 「⋯⋯すみません、失礼なことを言います。 貴方の現界した依代は、田中と言う名前ではありませんか?」

 「いかにも、我が依代は田中じゃ。 ⋯⋯それがどうした平八郎?」

 「⋯⋯ああ、お菊! 小太郎! 待たせたでござる! 今そこへ拙者も⋯⋯」

 

 何かを言おうとした言葉は、途中で途切れ光がホタルのように散っていきます。


 「冬に現れたホタル! 映え! 最高! 投稿完了っと」

 「貴方、私の出番を返しなさいよ!」

 「え! 何々、写りたかった? ごめん、光が消えちゃた⋯⋯」

 「違うわよ! ピンチになったその時、私の秘めた力が覚醒して、悪霊を倒す予定だったのよ! うえーん」


 泣き崩れる彩乃。 田中は焦って、湊と健太を見ますがーー


 「おい! 俺の出番が! ここで俺が奇跡の必殺技で悪霊を貫くシーンなのに!」

 「やられた! ことねの意思が俺に乗り移って悪霊を倒す予定が!」

 『まさか、中ニ病に先を越されるなんて、あんまりだ!』

 「⋯⋯おい、私がお前たちの救世主だぞ。 そこに直れ! 説教だ!」


 深夜の山頂に若者たちの悲鳴が聞こえるのであったーー


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