表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
原作では破滅の運命の悪役女性! ⋯⋯でも色々違う気がします?  作者: Masa(文章力あげたい)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

34/59

今宵儀式が始まる⋯⋯

 「今日こそは、ここを通してもらうわ! 柳田健太!」


 夏休みに入ってから、夜にいつものように、山の祠への入り口へやって来た彩乃。


 今日も健太に、勝負を挑みにやって来たのですがーー

 

 「彩乃ちゃん。 今日は健太は用事があって出掛けるの。 私なら相手になるけど⋯⋯どうする?」

 「健太のお母様! ⋯⋯いえいえ、今日は諦めて帰ります」

 「そう? ⋯⋯ねぇ、せっかくだからうちに寄って見る? 健太の小さい頃の写真とかあるんだけど⋯⋯」

 「え! 本当ですか! ぜひ見たいです。 行きます!」

 「ふふ、健太ったら⋯⋯また女の子を好きにさせちゃって」


 こうして、健太の知らない間に、彼の恥ずかしいエピソードが彩乃に知られるのであった。


 「みなさん、本日は夜の遅い中、集まっていただきましてありがとうございます」

 「本当ですわ! こんな時間になにをなさいますの?」

 「我ら、生徒会メンバーは二学期に入ると、毎日、忙しい日々が始まります。 その前に、今回はみなさんと交流を深めて仲良くなりたいと思うんです」


 そう言うと瑞稀は、メンバーの顔を見回す。 拍子抜けした顔の櫻井美羽、ドヤ顔の田中幸子、興味深そうな顔の榊原結衣、そして訝しげな表情の柳田健太。


 「なにをなさいますの? ⋯⋯ここはなんか不気味な雰囲気がしますわ⋯⋯」

 「そうだね~、りゆう?~、ききたい~、かな~」

 「ふふふ、ここは我が説明しよう!」


 堂々と前にでた彼女は黒いマント姿だった。 彼女は瑞稀に視線を合わせて頷く。


 「これから我らの主、エターナルパーフェクト様をこの場に召喚する!」

 「⋯⋯はい、と言うことでやって行きたいんですけどね⋯⋯」

 「何言ってますの? それってただの貴方達の空想の存在ですわ!」

 「それがそうとは限らないんだよ⋯⋯この日記を見てよ!」


 瑞稀が明らかに古くてボロボロな紙の束を取り出して来た。


 「うわ~、あきらか~、あやしい~、かみだね~、こわい~」

 「⋯⋯倉石会長、これをどこで手に入れた?」

 「柳田番犬。 これは、生徒会室の中にありました。 ⋯⋯なんか封印がされていたけど、触ったら封印が解けちゃった」

 「これぞ、選ばれし者の証! 我らはこの文献の謎を分析した。 その結果、この魔法陣と祭壇を用意するに至ったのだ」


 ワルザベスはそう言うと魔法陣と祭壇を指差した。 


 「これから、みなさんには指示を与えますのでその通りに動いていただきます」

 「嫌ですわ! そんなあやしい行為したくありませんわ!」

 「大丈夫だよ、ミウミウ! 貴方の役目はお供え物だから⋯⋯」

 「余計嫌ですわ! は! たしか私の役目って供物でしたわ⋯⋯」

 「⋯⋯俺はなにをするんだ?」

 「ふふふ、焦るでない。 我々はこの儀式を通じて一致団結するのだからな!」


 そう言うと、田中は、用紙を全員に渡すのでしたーー


 

 「エターナルパーフェクトさま~、こんばんは~。 あれれ~、声が聞こえないよ~、もう一度~」

 「フグ、ブク」

 『今宵の闇夜に、我ら貴方様へ謁見を申す者なり』

 「それ即ち、我ら、貴方様の家臣なり」

 「その姿を我らに現せ!」

 『エターナルパーフェクト』

 

 瑞稀と田中が声を合わせると、魔法陣が輝き始めました。 そしてそれらが、一斉に一箇所に集まります。

 

 「うわ~、すごいね~、ほんとうに~、ゆめみたい~」

 「マジでしたわ! ⋯⋯貴方たちなにを望んでいるんですの?」

 『え~本当に光った! 冗談だったのに』

 「なに、息ぴったりに発言していますの! 早く、私を助けてくださいまし!」


 光が美羽の体へ迫るその時、健太が美羽を片手で抱えて飛躍、そして、もう片方で謎の印を光へ投げ入れました。


 「消えろ! お前の居場所はここではない一閃の光、万邪を祓う。悪霊退散!」

 「すご! まじで映える! 写真とろ! はいピース!」

 「さすが、田中さん! ⋯⋯わあ、すごい綺麗ですね」

 「わあ~、花火~、みたい~、綺麗~」

 「なに、呑気に写真を眺めていますの! ⋯⋯たしかにいいですわね」

 

 写真について盛り上がっている中、健太は今の現象について考えていた。


 「⋯⋯今の悪霊、まさか名前に釣られて?。 エターナルパーフェクトか⋯⋯」

 「凄かったぞ、柳田! さすが、番犬! 頼りになるぞ!」

 「ええ! 我々は今回の出来事で一致団結出来ました!」

 「本当~、凄かった~、ファンがいるだけあるね~」

 

 健太を褒めて一見落着の雰囲気の中、美羽が文句を言い出します。


 「映える写真撮れた! ⋯⋯じゃあねぇですわよ! あのままだと、私の命が危なかったんですのよ!」

 「ごめん、ミウミウ。 ⋯⋯まさか本当に発動するなんて⋯⋯」

 「本当にびっくりだよね、世の中不思議があるもんだね」

 「貴方達、許して欲しかったら、これから二次会をするんですの!」

 「二次会~、みんなで~、楽しみ~、」


 こうして生徒会メンバーは、二次会のファミリーレストランに行くのでした。


 「倉石会長。 ⋯⋯その文献、俺が預かってもいいか?」

 「どうぞ。 でも本当に柳田先輩がいて助かりました⋯⋯どこかで修行を?」

 「家族代々、引き継がれてますからね⋯⋯」

 「ほう⋯⋯柳田よ、今度我にもその呪術を教え賜え」

 「アンタたちには、教えないよ! ⋯⋯教えたらとんでもないことになるから」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ