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原作では破滅の運命の悪役女性! ⋯⋯でも色々違う気がします?  作者: Masa(文章力あげたい)


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18/37

変革? それよりも打ち上げだ!

 病院の裏庭で、桐原彩乃は、ボーっとしていた。 どうにか、車椅子を使っての移動は出来るようになったが、まだ歩行出来るようになるのは、時間が必要ようです。


 「高坂湊⋯⋯そこにいるんでしょう?」

 「⋯⋯桐原さん⋯⋯」


 桐原彩乃が、声をかけると、ヨロヨロと高坂湊が歩いて来た。 


 彼女が彼と会った日から、彼は毎日、彩乃の元に面会に来ていたのだ。 面会に来ては、遠くで私のことを観察する彼のことが気になり、声をかけるのだった。


 「⋯⋯今日は貴方に伝えないといけないことがあります⋯⋯学校を退学してください⋯⋯」

 「どういうことですか! 納得のいく説明をしてください!」

 「⋯⋯お嬢様⋯⋯川端ことねが、生徒会長に就任しました⋯⋯これから変革が起こります⋯⋯貴方にはもう、学校に戻らないほうがいい⋯⋯」


 高坂湊の話しを要約すると、新生徒会長は生徒の自由を束縛するから、貴方は逃げろとーー


 「そんなに苦行なのですか! 川端ことねの要求は! 貴方はそれでいいと思っているんですか!」

 「⋯⋯俺は⋯⋯俺のせいで⋯⋯お嬢様は⋯⋯だから⋯⋯」

 「あーもう、焦ったいです! 貴方はどうしたいんですか?」

 「⋯⋯俺は⋯⋯お嬢様を⋯⋯助けたいです⋯⋯」

 「ちゃんと言えましたね、なら、二人でやって見せましょ⋯⋯痛い」

 「⋯⋯貴方はまだ、治療必要⋯⋯」


 高坂湊は、桐原彩乃が乗っている、車椅子を持ち、部屋の中に入って行きました。




 

 

 「倉石瑞稀、新生徒会長に就任おめでとう!」

 「ありがとう、ことねちゃん! あなたの応援のおかげです!」

 「フグブ、フグ」

 「⋯⋯ねえなんでここで打ち上げなの? どうして、やって来てそうそうに寝巻きになってるの!」

 「みずちゃん、ことねちゃんゲームして遊ぼ! 今日は私が勝つから!」


 ここは、桐原家。 今日はここで女性だけで、生徒会長就任お祝いパーティをしていた。


 湊も行きたがっていたが「いや、まだフラグが立ってない」とか言って、行くのはやめたらしい。


 ことねは、湊と離れるのを理由にして、いつもよりたくさんスキンシップをとって来たので満足だ。


 「フグブ、グブ」

 「お姉ちゃん。 このぬいぐるみの人誰?」

 「⋯⋯まあ、終わったし、いいか。 よいしょっと」

 「貴様! よくも私をマスコット扱いしてくれましたね! なにが自由のためだ、サボりたいだけのくせに!」

 「っふふ、そう言うと思って敢えてあなたの口を封じてたの! 作戦成功だね!」

 「美羽ちゃん! マスコットかわいいかったよ!」

 「お嬢様が、そう言うなら⋯⋯」


 彩乃は、嘆息した。 また原作と話しが変わってしまったのだ! いよいよ、訳がわからなくなってしまった。 戦う敵の正体はわかっているのに、どうも出来ない無力感が彩乃を襲うーー


 「⋯⋯もう、また顔色が悪いよ、彩乃ちゃん。 なに考えてるの?」

 「もういい! あなたに話しても無駄だから⋯⋯」

 「そう⋯⋯。 彩乃ちゃん、あなたがなにを考えているか、わからないけど⋯⋯私にだって一つだけ譲れないものがあるの」


 突然、真剣な表情で見つめてくることねに、目をまっすぐに見つめることで返す彩乃。


 「絶対に私は、あなたに負けない! 湊は私の旦那様だよ!」

 「あ、うん。 それは充分理解してる」

 

 彩乃は、肩の力を抜いた、それを見たことねは、彩乃を優しい目で見つめる。


 「な、なによ! そんな目で見ないでくれる! 保護者面しないでちょうだい!」

 「はいはい、彩乃ちゃんはいい子、いい子」

 

 そう言うとことねは、彩乃の頭を撫でる。 彩乃はすぐに振り払おうと思ったが、手の感覚が気持ちよくてそのまま寝てしまうのであった。


 「よし! 勝ちました! また勝ちましたよ!」

 「ミウミウ強い」

 「ミウミウ大人げない」

 「なんですか! この世界は弱肉強食ですからね! もう一回やりましょう!」


 こうして、桐原家での一夜は過ぎていったのでした。


 


 

  

 ここは山の山頂の祠の中、手入れがされず、長年忘れ去られていた。 古びた祭壇には今にも剥がれそうな札が貼られいた。 そこに眠るのは、かつてこの地に災いをもたらし、封印された悪霊がいる。

 その封印はもうじき、破られそうだーー

 

 

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