7.天狗岳の神隠し3
その後黒子は天狗岳の中をもう一度探してみた。だが、手がかりになりうるものはなにひとつ見つからなかった。
その後もう一度109号室を調べることにした。
だがなんの手がかりも見つからなかったのでもう一度天狗岳を探すことにした。
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残り時間は約二時間
「まずいぞ、早急にこのタイマーをどうにかしなければ。僕も被害者になってしまう。クソ!もうすでに敵からの攻撃は始まっていたというのか!いつからだ!誰が!なにを目的にやっていると言うんだ!」このときの黒子はすごく焦っていた。
このとき、黒子に電流が走る。物理的ではない、敵の正体が分かったのだ。
「まさか、嘘だろ、そんなことがあるのか?いや、だがもうそれしか考えられない。」
黒子はこの事件の犯人のもとへと向かった。
「109号室、ここだな。ほんとにびっくりしたぜ。まさか部屋自体に精神が宿っていたなんてな。テメェの能力、あててやるぜ『幻覚』ってとこかな?あってっか?」
「半分正解、半分不正解ってとこだ。よく分かったな、俺の正体を。」と部屋が喋っている。
「なにが目的だ?」と黒子聞いた。
「この山を汚す人間共は皆許せないのだ。奴らはこの山を汚したのだ。これは万死に値する。」
「だがお前がやったことは許されざる行為だぞ。」
「もう無駄だそのタイマーがゼロになったとき貴様も死ぬのだ。貴様は重大な罪を犯してしまったんだ。」
「罪ねぇ、ならその罪を消してしまえばこのタイマーは消えるわけだ。」
「確かにそうだがそんなことはできんよ。」
「それはどうかなぁ、『能力倉庫』『証拠隠滅』僕は僕自身の罪の証拠を全て消した。つまり、もうこれ以上僕のタイマーを進めることはできないわけだ。」
「小癪な真似を。」
「この宿は今日をもって破壊する。危険すぎる。こればかりは見過ごせないな。」
「チクショー!!」
事件は解決した。解決したのだが、依頼者が死んでしまったので報酬がなくなってしまって黒子は少し悲しんでいた。