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空白の昔話  作者: Kinsei
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6.天狗岳の神隠し2

 主人公の設定

名前 影野(かげの) 黒子(くろこ)

年齢 15歳

誕生日 6月24日

職業 探偵

好きなもの 甘い食べ物

苦手なこと 人を信じること

「ところで守君、行方不明になった人達の名簿はあるかい?」

「名簿ですか?ちょっと待っててください。」

そう言うと守は持っていたカバンの中をあさって一枚の紙を差し出した。

「はい、これです。」

守が差し出した紙にはこう書いてあった。

『天野 風狗』

『天野 茂治』

『馬場 蓬生』

『滝野 龍一』

『盛林 康平』

『永野 命』

『金崎 四郎」

『尼ヶ崎 悟次郎』

「これが行方不明になった人達の名簿なんだね?」

「はい、ですがなぜ名簿を?」

「いや、ただ気になってね。」

「?」

 その後なんの手がかりも無しに宿へと帰ることになった。

「黒子さん、私はもう少し109号室を調べますがどうしますか?」

「僕はいいかな。」

「そうですか、なら明日調べた結果をお伝えしますので早めに来てくださいね。それではおやすみなさい。」

 その後黒子はチェックインしておいた105号室へと戻り、眠りについた。

 それから二時間ほど経った頃だろうか、誰かの悲鳴で黒子の目が覚めた。

「?、なんだ?」

 そして黒子は音が鳴ったであろう109号室へと向かった。

 そして、黒子はドアを開けながら言った。

「大丈夫か?」

 だがそこにはなにもなかった。そこにいたはずの守もいなかったのだ。

(もう寝たのか?)

 その後黒子は宿の中を歩いて探した。が、宿の中には守はいなかった。

(これはまずい、非常にまずいぞ。守君もこの事件の被害者になってしまった。)

 その後黒子は守がいたはずの109号室へと向かった。

「ここに彼はいて僕の気づかぬうちにどこかへと消えてしまった。」

 黒子はその部屋の中を注意深く探した。すると黒子はあることに気づいた。

「?、視界の端に何かあるような。」

 黒子の視界の端には02:45:09と書いてありその数字は02:45:08、02:45:07という具合に減っていった。

「?!、これはまさかタイマーか?数字的に後二時間四十五分五秒ってとこか。普通に考えるにこのタイマーがゼロになったとき僕は守君と同じように消えてしまうだろう。なんとかしなければ。」

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