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32.綺羅万のレッスンその1(世界で最も遅い一日)2

「ふっふっふっ、一弾命中か、まずまずだなぁ。」

「もう一弾は当たってないじゃあないの。」

「厳しいこと言うねぇ。」

 ホテルの曲がり角から一人の男と少女が出てきた。

「『完全(パーフェクト)なる能力倉庫(スキルボックス)』『加速(スピードアップ)』✖️『時飛(タイムスキップ)ばし』!」

「おっと、させないよ〜、『遅延(スローリーグロウ)』」

「なにぃぃぃ!?」

 黒子は時を飛ばしたはずなのにさっきと状況がまるで変わっていなかった。

「僕の能力、スローリーグロウは半径十メートル範囲内の速度を遅くすることができる能力なんだ。」

(そうか!だからさっきの弾丸は遅くなっていたのか!!)

「さて、もう一発、『遅延(スローリーグロウ)』」

 びしゅっ、とゆう音が今度は五回なった。

「じゃあこっちもいくね!『虫病(バグズルーム)』!」

 その瞬間、黒子は地面に倒れ込んだ。

「なにが、起こった?」

「私の『虫病(バグズルーム)』の能力は傷から入り込むウイルスを作り出す能力なの。このウイルスにかかったら体がゆうことを聞かなくなるってウイルスをね。」

 先程撃った弾が徐々に黒子に向かってきていた。

(どうにかしなければ、)

「『完全(パーフェクト)なる能力倉庫(スキルボックス)』『空間移動(テレポート)』!」

 黒子は男の後ろにテレポートした。

「へぇ〜、テレポートも使えたのかぁ。」

 黒子は地面に倒れながら考えた。

(傷口から…入る…か。)

「なら、これはどうかなぁ?『遅延(スローリーグロウ)』」

 男は次に銃を十発近く撃った。

 撃った弾は、黒子に向かってくるものもあれば、まったく違う場所にいく弾もあった。

「『完全(パーフェクト)なる能力倉庫(スキルボックス)』『空間移動(テレポート)』」

 黒子がテレポートしたその先には、弾丸があった。

「!?」

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