表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/52

25.綺羅万のレッスンその1(影のない男)2

 西崎悠人の説明

本名、西崎悠人

能力、『影を統べる者』触れた影を操ることができる。

年齢、22歳

生年月日、1780年7月25日

性別、男

「触れた………影を?」

 西崎の立っている場所を見ると西崎の影が無かった。

「そこの黒いのは俺の影さ。」

 すると黒子の影が黒子から離れていって徐々に立体的になっていった。

「できたようだなぁ。影野黒子の影が!」

 黒子の影だった物は立ち上がり話し始めた。

「クックックッ、オレハカゲノクロコダ。」

「なっ!」

「く、黒子君の影が喋ったぁ!」

 くくくっと西崎は笑った。

「さぁ、影野、やれ。」

 そう西崎が合図をすると、黒子の影は黒子に殴りかかってきた。

「危なっ。」

 黒子は攻撃を避けることができた。

「『能力倉庫(スキルボックス)』『発火能力(パイロキネシス)』」

 黒子は自分の影に炎を投げた。

 すると、黒子の影に直撃した。

「クックックッ、コレガパイロキネシス、オボエタゾ!」

「なんだ?気持ち悪いなぁ、お前。」

「クックックッ、ミルガイイワガノウリョクヲ!『能力倉庫(スキルボックス)』『発火能力(パイロキネシス)』!」

「…?!」

 黒子の影は黒子に向かって炎を投げた。

「『能力倉庫(スキルボックス)』『守護(バリア)』!危ねぇ。」

「クックックッ、ツギハバリアカ、ガクシュウシタ。」

 くくくっと西崎が笑った。

「その影はなぁ、本体を見て成長していくんだ。だからお前が能力を見せれば見せるほど影は強くなる。」

「なっ………クソ、どうすれば。」

 黒子は考えた。

(能力を見せれば見せるほど相手が使える能力が増えていく。いったいどうすれば。)

 西崎は黒子の影に指示を出した。

「さぁ、黒子よそいつを殺してやれ。」

「ハイ、マスター。」

 そう言い黒子の影は黒子に向かって走り出した。

「クックックッ、『能力倉庫(スキルボックス)』『発火能力(パイロキネシス)』!」

 黒子の影は黒子に向かって炎を投げた。

「………仕方ないなぁ。『能力倉庫(スキルボックス)』『守護(バリア)』」

 黒子は炎をバリアで守った。

 黒子はまた考え始めた。

 そして、ある結論に至った。

(あの影が僕と同じ性質ってことは………やはり、あれしかないか。)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ