23.綺羅万のレッスンその1
万は驚いた。
「まだ強くなろうというのか?」
「はい!僕を、あのパプランに勝てるように強くしてください!僕は、仇を取りたいんです!」
万はうーんと言って少し考えた。
少し考えたのちに万は言った。
「じゃあ、見るよ。君のステータス。」
「………?」
「『解析』」
万は、黒子を見て驚いた。
「気術の採点が最高点なのに、能力が最低?どうなってるんだ?黒子君。」
「えっと、どうゆうことですか?」
「言ったとおりだよ。君の能力はまだまだ進化する。」
その万の言葉にかおりは驚いた。
「え?!黒子君の時飛ばしってまだ進化するんですか?」
ん?とかおりが少し考えた。
「あれ?でも、前に発火能力とか加速とかも使ってませんでした?」
「驚いたことにね。黒子君の能力は能力倉庫ってゆう能力を本にして保存できるってゆう能力らしいんだよね。」
「なんですかそのチート能力。」
はは、と黒子は苦笑いをした。
「難しいね。黒子君みたいな能力者は育てたことがないからね。」
万は少し考えたのちに言った。
「黒子君、かおりちゃんと一緒に日本一周してきてね。」
「「………は?」」
「目標は襲ってくる敵たちを全員倒すことだけだ。どう?」
「そんなんで強くなるんですか?」
万は一尺置いて。
「うん。なるよ。たぶん。」
黒子は思った。(やっぱテキトーだなぁこの人。)
「じゃあ明日から行ってきてね。」
「明日から…ですか?」
「うん。頑張ってきてね。」
「はぁ。」
次の日、出発時刻になり、
「えっとほんとにやるんですか?師匠?」
「うん、やるよー。」
万はそう言い波動砲の構えをとった。
「それじゃあ行ってらっしゃい。『波動砲』!!」
「「こんな使い方してんじゃあねぇ!クソジジイ!!」」
万は黒子とかおりを吹き飛ばした後携帯を取り出した。
「それじゃあみんな、頼んだよ。」
「「「「「「はい。」」」」」」




