21.影野玄斗の運命4
「言っておくが、今の俺は能力は、『時飛ばし』『未来視』『空間移動』の三つだぞ?お前は俺に勝てるかな?」
「ふん、そちらは精神、及び魂の融合です。が、私は身体的な融合なんです。それにこちらは三十名以上と融合しています。あなたこそ私に勝てないんじゃあないですか?」
玄斗はふんと笑った。
「やってみるか?」
「ホッホッホッ、素晴らしい!あなたをこの地球ごと葬り去ってあげましょう!」
「はたして、そんなことできるかな?『未来視』」
玄斗はこっちにパプランが突っ込んでくる未来を見た。
「見えてんだよ!パプラン!」
玄斗は突っ込んでくるパプランをかわした。
「なにぃ?!」
「隙だらけだぜ。」
玄斗は隙ができたパプランの背中を思いっきり蹴った。
「ふごっ!」
「『未来視』」
玄斗はその0.4秒後に突っ込んでくるパプランの未来を見た。
「『時飛ばし』見えてんだよ!バーカ!」
「ごはっ!」
玄斗は時飛ばしによってパプランを吹き飛ばした。
「『空間移動』」
次の瞬間、玄斗は立ち上がろうとするパプランの頭上にテレポートした。
「オラ!!」
そして、パプランの頭を思いっきり蹴飛ばした。
「はぁはぁはぁはぁ」
能力を使い過ぎたせいか玄斗は少し疲れていた。
「この一撃が全てを変える。」
そう言うと玄斗は右手に大量の気を集め出した。
「ぐっ…はぁはぁ、影野玄斗!貴様ぁ!」
「最初の未来視では貴様が勝つはずだったんだがなぁ。…この一撃が変える運命は、俺の運命。黒子の運命。そして、」
「待て、玄斗よ。貴様を今回は見逃してやるだから待つんだ!」
気が溜まったのか玄斗は右手あった大量の気をパプランに向かって投げた。
「貴様の運命だ!パプラン!」
「この、下等生物どもめがぁ!!」
パプランは宇宙まで吹き飛ばされた。
「はぁはぁ、やった。やったぞ。」




