15.気術の修行4
(まさか、見ただけで波動砲が撃てるようになるとは、だが、未完成だ。すごく惜しい。まだ気術が完成しきっていない。まぁ見ただけで気術が少し使えるようになったってだけでもすごいんだがな。)
万は黒子に近づき、こう言った。
「波動砲が撃てるようになったらしいがまだ未完成だ。だから、これから一ヶ月間私流の修行をしてもらうがいいかね?」
「はい、よろしくお願いします。」
そんな会話をしていると、かおりが海の方から帰ってきた。
そこで万は言った。
「もう遅いから今日は寝よう。」
黒子達は寺に帰り敷いてあった敷布団に潜り寝た。
そしてここからは少し話が変わり、あるアメリカでの話である。
ここではある男が電話をしているようだ。
「スペアード君、黒子は元気にしているかね?」
「はい、黒子君は元気でしたよ。」
「ならいいんだよ。」
「それはそうと玄斗さん。玄斗さんはいつこっちに帰ってくるんですか?」
「うーん、どうだろう?一ヶ月後くらいかな?そのくらいにはたぶんこっちの仕事は終わるから、たぶん会えるのは一ヶ月後かな。」
「一ヶ月後ですか。あ、そうだ、後黒子君が気術の修行に行きましたよ。」
「おお、黒子も気術に興味を持ったか。」
「はい、そういえば今玄斗さんはどこにいるんですか?」
「今か?今はなぁ。アークトゥルスだよ。」
「結構遠いですね。」
「ああ、だからねスペアード君、君には僕が帰るまで黒子を見守っていて欲しいんだ。お願いできるかな?」
「はい、わかりました。」
「それじゃあ切るよ。」
「はい、またいつか。」
そこで通話は切れた。
場所は黒子の場所に戻り、日本ではすでに朝になっていた。
さっそく黒子の様子を見てみよう。
「ほら、黒子、かおり、まだ五分も経っておらんぞ。」
「「ぶごごごごご」」
黒子とかおりは海に沈められて溺れていた。
一応、一日のスケジュールを書いておこう。
4:00起床
4:30朝食
5:00〜11:00修行
11:30昼食
12:00〜14:00睡眠
14:30〜18:00修行
18:30夕食
19:00〜22:00自由時間
23:00就寝
である。




