夏休み手抜きお昼ごはん ~それじゃ、そばめしっぽいものでも作りましょうかねえ~
こんにちは、こんばんは。あるいは、はじめまして。
『手をかけずにおいしいものを作って食べよう!』がモットーの、キッチン担当者兼へっぽこ物書き・かわかみれいと申します。
今までもいくつかお料理エッセイを書いてきましたけど、急にまた思い立ち、お手軽メニューをひとつ書いてみることにしました。
いやあ、それにしても毎日暑いですね~。
こういう時って別に料理がキライじゃなくても、キッチンに立って料理するのが億劫です。
しかし世の中とは非情?なもので、こういう時期こそ昼からソコソコきちんと料理せねばならない事態が発生するのです。
そう。
子 供 の 夏 休 み。
食べ盛りの子が毎食メシを、口を開けて待っている……という、某プロ野球の球団の死のロード的な状況(大袈裟)が、キッチン担当者にとっての『子供の夏休み』というヤツ。
子供の夏休みとは、究極のサービス業である主婦(主夫)の、一年でも指折りの繁忙期です!
正直言うと夏の昼など、お茶漬けとかそうめんとかでいいよ~と親は思いますが、それでは済まないのが子供。
食べ盛りはたんぱく質もカロリーもミネラルも欲しているのでしょう、あっさりさっぱりだけでは『食った気しねえ』とばかりの不満顔。
ウチの場合、たとえば二日続けて麺だと『また~?』と嫌がられますねえ。
あ、別に二日続けて冷やしそうめんとかじゃないですよ?
そうめんの翌日にざるそば、も、避けています。
これでも一応、その程度は気を遣っているのですけど、スパゲッティの次の日にラーメン……とかでも(多少は遠慮しつつ)『麺ばっかりだねえ』とぶつぶつ言います。
じゃああんたが作れ文句あるなら食うな、と言われるのが怖いのか(笑)それ以上は言いませんけど、テンションは低めです。
そういう子であっても、こういうのをたまに挟むと物珍しさからなのか、喜んでくれます。
おやつと食事の間くらいの、ジャンクっぽさがいいのかもしれません。
【手抜き版・そばめし】
〈材料〉約二人前
焼きそば(市販のお惣菜可)一人前 ネギ(きざみ葱)適宜 残りご飯(茶碗2杯くらい)
炒め用の油・塩コショウ・醤油・酒などを少々
〈作り方〉
① 焼きそば、残りご飯を電子レンジで温めておく。
(温かい方がほぐれやすくて扱いが楽)
② フライパンに油を敷き、きざみ葱を適宜入れてざっと炒める。軽く塩コショウ。
③ ②へ温めたご飯を投入。炒まったら焼きそばを投入。ここで酒を振ってもいい。
④ コテかフライ返し等を使って焼きそばを切るようにしながら、ご飯と合わせるようにして炒める。
⑤ 全体がなじんだら、鍋肌に沿って醬油を垂らす。出来上がり。
見た目いかにもジャンクフードですが、案外美味しいですよ。
焼きそばが具材兼調味料になり、あまり気を遣わなくても予想通りの味になります。
炒めている時に味見して、もし薄いのでしたらソースや醬油を足してみて下さい。
もし余裕があるのでしたら、ネギや玉ねぎをみじん切りにし、だし程度に豚小間少しかベーコン半切れ程度、あるいは小さめのちくわなどを細かく切って炒めてから、ご飯→焼きそばを入れて作ってみて下さい。
でもその、本音を言えば刻みものをするの、面倒です。
きざみ葱とかを使って作っても、毎度毎度でなければバチは当たらないでしょう。
そばめしを作っている間に別のコンロで目玉焼きを作り、盛り付けたお皿の上に添えてもいいですね。
青のりやカツオの削りぶしを振ってもいいです。
あとは冷たい麦茶と一緒に、熱々をがっと食べましょう!
お手軽ジャンクっぽいけどそれなりに栄養も取れ、夏のお昼によく合うのではないかと思います。
子供さんのお昼に悩んでいるお父さんお母さん、良かったら参考になさって下さいませ~。
それでは皆さん、手軽で美味しいお昼ごはんをいただきましょう!