妹との共同戦線です
はい。リザードマンのコロニー討伐回は今話で終了です
三日連続の投稿見ていただき有難うございました
宣伝です!新作を投稿しました
『自称劣等剣士は英雄譚に憧れる~英雄譚に憧れた少年は規格外の魔法士でした~』
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異世界物です。こちらの方もよろしくお願いします
では、第31話『妹との共同戦線です』お楽しみください
『‥‥ふぁ~あ。ん‥‥ここどこ?』
「(起きたか。ここはゲームの中で、今はあのデカいのを倒すために、力を貸してほしい)」
『ん。分か、た。センの、耳、借りるよ』
「(分かった。頼むな。ユナ)」
浅深の中にあるもう一つの人格。それは、数年前に浅深と一緒にあった事故で植物状態となり、浅深へ心臓移植をした際に現れた。
浅深が『ユナ』と呼ぶのは、浅深の双子の妹であった『一ヶ鵺由奈兎』の人格だ。
浅深は数年前の事故からユナの意識を感じ、ユナに体の機能を貸すことも出来る様になっていた。
ユナはあくまで意識だけの存在だ。ずっと起きていることも出来ず。1日のほとんどを寝て過ごす。壱週間程度なら起きていない事すらある。
(こっちの世界にもユナの意識が移っていて助かったな)
「じゃ、行くぞ」
『ら、じゃ』
グリヴは耳の機能を完全にユナへと分けた。グリヴの耳は今全く聞こえない状態だ。
自身の身体の機能が一部停止しているにもかかわらず、そうとは思わせない動きでリザードマンキングへと迫っていくグリヴ。
『2秒後、右・・・1秒後、隙』
「了解
型合『合の理・炎雷の型』【焔雷】」
2秒後に右からの攻撃。その前に隙が出来るというユナからのアドバイスに従い、攻撃をされる前に仕掛けていく。
生前からユナの耳は異常なほどに良かった。それはなぜか浅深の身体で使ったとしても変わらない。
ユナに従って撃った攻撃は、吸い込まれるようにリザードマンキングの腕へと当たった。
「次」
『3秒、硬直・・・』
「『風の理・雷の型』【雷突】」
首へと狙いを定め、突く。
硬直に合わせて撃たれた攻撃を避けることは敵わず、首を突いた。
その攻撃により大きな痛みを感じたのか、リザードマンキングは発狂する。
『あと、1撃・・・』
「最大火力!
技合『火の理・炎灰の型』【弐式:集い・猛焔虎】」
猛焔虎を散らすように撃つことで、連続で相手に攻撃を当てる。
元々火力の高い猛焔虎の一撃ごとのダメージは多少下がるが、2回も当てればお釣りがくる勢いだ。
それが10回以上にわたって当てられる。
普通に考えて、死ぬだろう。
「ミッション」『コンプ、リート‥‥』
グリヴはその後、残党のリザードマンソーサラーを狩り、街へと帰還するのであった。
ここまでお読みいただき有難うございました
お楽しみいただけたでしょうか?
次話の投稿は来週の土日を目標としています
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では、また次回お会いしましょう。
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