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ビジターズ・デウス・オンライン~魔王をも従えるPKプレイヤー~  作者: 聖花 シヅク
第壱章:此岸に咲きほこる緋陽色の花びら
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下水道掃除のお仕事です

先週は投稿できずに申し訳ございませんでした

本日の投稿は一つのみです


では、28話『下水道掃除のお仕事です』お楽しみください

 なぜあんなにも厳重に扉をしめ切っているのか気にはなっていたが、中に入ってようやく理由が分かった。

 下水道がとにかく臭いのだ。生活排水、路上生活者(ホームレス)のゴミ、魔物の食べかす、etc...

 まあ、こんな感じにゴミがたまりまくり、異臭を放っていた。

 グリヴはポーションの蓋(コルク)を使い、鼻をふさいだ。

 鼻は痛くなるのだが、においを我慢することに比べれば、安い犠牲だとすらいえる。


 そんなこんなで下水道を奥へ奥へと進んでいき、数分ほど進んだところで数体のスライムを見つけた。

 以前平原で見た真紫色のマッドスライムとは違い、はたまた異世界物でおなじみの真ん丸で青色のスライムとも違う、ヘドロのような色にドロッとした体を持った生理的に受け付けない気持ちの悪い生物(とも称しがたい何か)がいた。


 まあ、依頼を受けているので倒さない訳にはいかないのだが、新調した武器を使おうとは思えなかった。

 という事でスライムを倒す方法はネットで調べたのだ。

 スライムを倒すには攻撃でHPを削るほかに、核と呼ばれる部分を壊す方法があるらしい。

 そういう訳なので近づかずに、ここからナイフを振りかぶり投げた。

 すべて一撃で倒すことができ、遠距離の攻撃方法として魔術を覚えようかとすら思ったほどだった。




 時間が過ぎるのは嫌な所であるほど長いもので、もう帰る時間かと思ったのだが、まだ一時間程度しかたっていなかった。

 予定の時間は2時間で、その間に出来る限り多くの魔物を倒してほしいという依頼だ。

 最低でも|30体以上《ラットとスライムを15体ずつ》の討伐が成功条件となっている。

 グリヴは一時間たった今、既に30体以上の討伐が終了していた。

 レベルは高くないのか、30体以上倒した今でもレベルは1しか上がっていない。

 もしかしたら称号の効果も重なり、レベルが上がってないのかもしれないが、まあ、上がっていたとしても2つだけだっただろう。

 経験値もしょぼく、強くないのに周りは物凄く臭い。こんな依頼を受けるのはよほどの馬鹿か、お人好しくらいだろう。グリヴの場合は殆ど情報もなくお勧めされて受けてしまったのが祟った。

 自業自得である。




 その後は黙々と討伐を続け、二時間たったらすぐに門の外へと逃げだした。

 門の外に出ると、門番が臭いけしの魔術と清潔化の魔術を使用してくれた。

 この依頼では全くと言っていいほど刀を使うことは出来なかった。と言うか、あのヘドロや汚い魔獣相手に使用したくなくて、ほぼすべての魔獣を使い捨てナイフで倒したため、試し切りすらしなかった。グリヴは今後、下水道掃除の依頼は受けないことを心に誓った。


 明日のやることは決まったな。

 午前は依頼で、午後はポーション販売だ。


ここまでお読みいただき有難うございました

お楽しみいただけたでしょうか?

次話の投稿は月末を目標としています


====================

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では、また次回お会いしましょう。

See you NEXT TIME!


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