表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ビジターズ・デウス・オンライン~魔王をも従えるPKプレイヤー~  作者: 聖花 シヅク
第壱章:此岸に咲きほこる緋陽色の花びら
28/34

新装備・下

本日二話目の投稿です

では、27話『新装備・下』お楽しみください

「うむ。それは今から話そうとしていたところじゃ」


 そう言うと、最初に刀を手に取った。


「こいつが小僧が注文した刀じゃ。銘は【鈴姫(レイキ)】。能力は‥‥使っていればわかるじゃろ」


 能力はあとで調べればいいのだが、これでふざけた能力だったら訴えてやる。

 なお、訴える方法は法ではなく拳である。ステータス差はどうするのかって?

 安心してくれ。防御無視してのダメージを与える方法はある。まあ、条件があるから早々使えるものじゃないがな。


「で、次はこっちの防具じゃな。こいつらは小僧が狩ってきたリザードマンの皮から作った鎧じゃ。大切にせい」


 言われなくとも大切に使うぞ。


「じゃあ、次が最後じゃ」


 そう言って手に取ったのは、グリヴが頼んだ刀よりも短い小刀だ。


「こいつの名は【深姫(シンキ)】。まあ、こっちも能力は使っているうちに理解できるじゃろうから、わしからの説明は無しじゃ」

「ま、能力はいいんだが、何で名前に両方とも“姫”が入ってるんだ?」

「ん?特に理由はないぞ。何となくで銘は決めているからな」


 こいつ、いっぺん絞めてやろうか?


「ま、冗談はさておき、能力を使っていればおのずと分かるじゃろ」

「そうかよ。いっぺん絞めようかと思っちまったじゃねえか。悪質な嫌がらせは程々にしておけよ。俺じゃなかったら、絞めてたかもしれねぇぞ」


 そんな軽口をはさみつつ、グリヴは料金を払いギルドへと向かった。



「おばちゃん、討伐依頼あるか」

「また来たのかい?毎日毎日頑張るねぇ。はいよ。これなんかどうだい。あんたの実力なら全然余裕だと思うよ」

「おう。ありがとな」


 グリヴはおばちゃんにお礼を言うと、街の外へ、ではなく街の下水道へと向かった。

 おばちゃんが渡してきた依頼は、街の下水道にはびこるスライムとラットの討伐だ。

 勿論魔獣なのだろうが細かい説明はなかった。


「ここだよな?」


 グリヴは自分で作った地図を見つつ、下水道の入口へ辿り着いた。

 そこにあったのは大きく厳重で護衛のついた、まるで王城の門のように扱われる扉だった。


「依頼できたのだけど‥‥入っても大丈夫か」

「はい。冒険者カードを見せていただいてもよろしいでしょうか…はい。確認しました。では、依頼の方よろしくお願いします」

「分かりました。何か必要な物はありますか」

「あえて言うならば、毒消しは持っていった方が良いかもしれません。攻撃をくらわなければ大丈夫ですが、数で囲まれれば危ないですから」

「分かりました。毒消しは持ってきているので、さっそく依頼を達成しようと思います」

「では、どうぞ。頑張ってください」


 門番(扉番)は扉を開きグリヴを中へと通した。


ここまでお読みいただき有難うございました

お楽しみいただけたでしょうか?

次話の投稿は本日中を目標としています


====================

ここからはお願いとなります。

ブックマークと評価(下の方にある【☆☆☆☆☆】のことです)をよろしくお願いします。

評価基準は大雑把に・・・

つまらない、興味がない、と思った方は☆2以下のクリックを

面白い、また読みたい、続きが気になる、と思ってくれた方は☆3以上でお願いします

====================


では、また次回お会いしましょう。

See you NEXT TIME!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ