表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ビジターズ・デウス・オンライン~魔王をも従えるPKプレイヤー~  作者: 聖花 シヅク
第壱章:此岸に咲きほこる緋陽色の花びら
25/34

鬼神

少し早いですが更新しました

来週も土曜か日曜のどちらかに投稿します


では、24話『鬼神』お楽しみください

「誘拐犯を発見しました。直ちに誘拐犯の捕獲、並びに被害者の保護を開始します」


 何やら小さな魔石のようなものを衛兵が出すと、それに向かって話し始めた。


「被害者は元Aランク冒険者【鬼神】フィガロ様のお孫様で、本人が手伝いをしてくださいました」

「な!鬼神だと!何故そんなやつがこんなところにいるんだ!」


 うーん?爺さんは有名な冒険者だったという事かな?


「やかましいわ。わしがおったら、何か問題でもあるのか」

「くそ!だがな、我の護衛はイルスだけではないぞ」

「だからどうしたのだ?わし一人でも大丈夫じゃが、ここにはグリヴもいる」

「え!?俺!?」


 いきなり名前を呼ばれて驚いてしまった。

 と言うか、そこで出すんだったら衛兵さんの方じゃないのか?


「何じゃ?あんなのの護衛にも劣るのか、小僧は?」

「いやさ、別に負ける気はしないけど、問題になったら面倒じゃんか」

「はぁ。そんなことは気にせんでいいぞ。好きにやってよいぞ。殺さなければ大丈夫じゃ」


 えぇ、めんどくさいけどやるしかないか。


「はぁ。分かったよ。ラモスって言ってたか?お前の護衛出してみろよ。別に不意打ちでもいいぞ」

「なめくさりやがって!行け!」


 その言葉を合図に、数人の比較的軽装をした兵士が飛び出してきた。


「そんなんじゃ俺を倒すことは無理だよ

 『火の理・霞の型』【流々舞】

 『火の理・炎の型』【昇龍焔(のぼりりゅうえん)】」


 相手の攻撃を全て避け相手どうしをぶつからせ動きを止め、全員にまとめて攻撃を当てた。


「こんなもんでいいか?」

「わしが手伝う必要もなかった様じゃな」

「こんなのに負けると思ってたのか?なめられたもんだな」


 流石にここまで連携が下手だと、逆に負ける方が難しい。

 レベルに任せて技術を上げてこなかったやつらの末路がこれか・・・

 ただレベルを上げていれば強くなれる。人の夢と書いて〈(はかない)〉か…


「流石にここまで練度が低いとは思ってなかったんだが。もしかしてこいつら、強さじゃなくて、親のコネで兵士になったのか?」

「そう言ってやるでない。図星を疲れたらかわいそうじゃろうが」


 爺さんの言っていることの方がひどいと思うんだけどな。

 それはそうとして・・・


「この子は返してもらうよ」


 ラモスの横に移動し、そばに置かれていたマーカを担ぎ上げて、爺さんの元へと戻った。


「爺さん、今度は誘拐されるんじゃねぇぞ」

「分かっておるわ」


 爺さんにマーカを渡し終えると、衛兵が近づいてきた。


「グリヴ殿。この度の手伝い感謝します。おっては今後お礼が渡されると思います」

「はぁ。分かりました」

「では、我々はこの者たちを連行させてもらいます。では」


 衛兵のリーダらしき人物は、一礼すると部下を引き連れてラモス達を捕縛すると、どこかへと向かっていった。


ここまでお読みいただき有難うございました

お楽しみいただけたでしょうか?

次話の投稿はを来週です


====================

ここからはお願いとなります。

ブックマークと評価(下の方にある【☆☆☆☆☆】のことです)をよろしくお願いします。

評価基準は大雑把に・・・

つまらない、興味がない、と思った方は☆2以下のクリックを

面白い、また読みたい、続きが気になる、と思ってくれた方は☆3以上でお願いします

====================


では、また次回お会いしましょう。

See you NEXT TIME!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ