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ビジターズ・デウス・オンライン~魔王をも従えるPKプレイヤー~  作者: 聖花 シヅク
第壱章:此岸に咲きほこる緋陽色の花びら
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血濡れ狼とリザードマン

かなり遅くなりましたが今日の分の投稿です

※皆さんのおかげで日間ランキングで80位へと載ることができました

 今後とも頑張っていきますので、応援よろしくお願いします


では、21話『血濡れ狼とリザードマン』お楽しみください

「さて、坊主はどんな刀がいいんだ」


 爺さんの呼び方も小僧から坊主へと変わり、少し物腰が柔らかくなった。


「ああ、刃渡りは75から85の間にしてもらえるとありがたい」

「分かった、それでとりあえず設計すっから待っとけ」

「必要な素材はないか?」

「じゃあ、森の沼地にいるリザードマン、いけるか?」

「さぁ、な。分かんねぇけど、とりあえずやってみるよ」

「おう」


 グリヴは爺さんにそこそこの刀を借りると、依頼とリザードマンの討伐のために、森の奥へと向かっていった。





 一時間が過ぎ、グリヴはブラッドウルフの群れと相対していた。

 ブラッドウルフ自体の戦闘能力は外とさほど変わらないが、血濡れ狼の指示で統率の取れた動きをする。

 外ではほとんどが単体、多くても二、三体でしか行動していなかったのが、統率できるやつがいるだけでこうなるのか。


「まあ、厄介ではあるけど、一体ずつ潰していけば出来ないほどでもないな

 『火の理・霞の型』【陽炎】

 『火の理・炎の型』【炎焔廻】」


 陽炎で受け流し、炎焔廻で斬る。

 それを繰り返し、残りは血濡れ狼だけとなった。

 血濡れ狼には戦う能力がないのか、ずっとブラッドウルフに戦わせていたため、まだ殺していないのだ。

 グリヴが血濡れ狼に向け刀を向けると、後ろを振り向き一目散に逃げだした。


「逃がすわけがないだろ

 型合『合の型・炎雷の型』【瞬雷焔虎】」


 血濡れ狼に一瞬で追いついたグリヴは、一閃。

 その一太刀で血濡れ狼を殺した。




 続いてグリヴはリザードマンを倒すために、森の沼地へと向かった。

 そう、何処にあるのかも分かっていない場所へと、グリヴは向かっているのだ。

 森にあることは分かっていても、実際問題場所は調べない事には分からないのに、下調べもせずに森へと来ていたのだ。




 適当に沼地を探していたため、沼地を見つける頃には陽が沈み始める時間になっていた。


「よーやく、みつけた~。どんだけ探すのに時間かかんだよ」


 その沼地にリザードマンは3匹しかおらず、戦うのであればちょうどいい数だっただろう。

 しかしながら今回は、戦いに来たのではなく素材を取りに来たのだ。

 素材を手に入れるために、わざわざ真っ向勝負するなど莫迦のすることである。


「『水の理・霧の型』【濃霧】」


 グリヴは息を殺し、気配は周りと同化させるようにしながら、徐々に徐々にとリザードマンへ近づいていく。

 水の型で唯一の先制攻撃をする技であり、水の型で最も人型戦に適した技だ。

 勿論他の技が人型に適していないわけでは無いのだが、他とは違い気配を殺し近づいたところで『グサ!』だ。


「残り二体」


 一匹目を殺し、二匹目に近づいていく。

 あとちょっとで攻撃できるといったところで、突如リザードマンが振り向いた。

 偶然振り向いたタイミングで振り下ろされた刀はリザードマンの肩に当たり、リザードマンは痛みからか仲間への警告からか、大声で鳴きだした。


「チッ!『火の理・炎の型』【猛焔虎】」


 二匹目はそのまま力任せに切り裂き、三匹目を殺そうと振り向くと背をむけ走り出しているのが見えた。


「その程度で逃げられると思うなよ・・・スゥー

 型合『合の型・炎霧の型』【千鳥貫蜂(チドリヌキバチ)】」


 初動なしに一気に最高速へと加速したグリヴは、刀を前へと向け一気にリザードマンへと近づき、心臓を一突き。



 目的を終えたグリヴは街へと帰っていった。

ここまでお読みいただき有難うございました

お楽しみいただけたでしょうか?

次話の投稿は今日中に、無理でも明日に投稿を目標としています


====================

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では、また次回お会いしましょう。

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