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首都戦記、小6女子の夏の陣  作者: きっと小春
群馬県・準決勝(第一試合)
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遥、信じてもらう

山本くんが鈴木くんに、私が風花ちゃん(平良)に手伝いをお願いした。


首都戦の手伝いをお願いするのは心苦しかったが、二人ともあっけらかんとOKしてくれた。


土曜だけど、特別に学校の首都戦・戦略ルールを利用させてもらえることになっていた。


「じゃ、山本くんに着替えてくるね」


「TVで観たことあるけど、本当なのかな?」


「だよね。遥ちゃんが嘘なんて付くはずないけど…」


鈴木くんと風花ちゃんも、半信半疑の様子だ。


「じゃ、ちょっとだけ」


山本くんは自分の頭部のチャックを少し開けた。


「えっ!? 中身がないっ!?」


「おい、やまちん、手入れて大丈夫?」


二人に納得してもらうと、二人だけで首都戦・戦略ルールに入室した。


「二度目でも、ちょっと恥ずかしいね」


裸になると、急に恥ずかしくなる。


「俺が目を瞑ってチャック開けると何も見えなくなるから、今度からその後に脱げばいいよ」


「そんなこと絶対にしないからっ!」


「怒らないでよ、恥ずかしいっていうからさ」


「ふふっ。怒ってないわよ」


「本当かな?」


「繋がった後、私の記憶を覗いてみればわかるわよ」


「覗くって言い方、何か嫌だな」


山本くんを着て、外に出る。


「本当に中身は、遥なの?」


「そうよ」


「やまちんの声で、言われてもなぁ」


「そうよね、風花ちゃんの昨日の下着は、兎ちゃんよね?」


「ちょっと…。男子の前で、そんなこと言わないでよ。でも、本当に遥なのね」


”ほら、山本くんも、私の記憶覗いてみて、さっきの怒ってないってわかるから”


”覗く言うなよ、そうだな…せめて、情報共有?”


「さぁ、風花ちゃん、鈴木くん。行こうよ」


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