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首都戦記、小6女子の夏の陣  作者: きっと小春
全国大会・2回戦
42/45

宗助、憤る

シード権のある奏でを一回戦から参戦させてしまいました。


訂正して、2回戦以降の話からに変更させて頂きます。


「全くの無罪放免とも行かないのだ。それなりの罰を受けてもらうよ」


意地悪い微笑むを口元に浮かべ、周りを取り囲む白衣の男女達に指示を出す。


結局俺は生殖器を切除されたのだ。麻酔もなく。


激しい痛みの中、唯一の救いは。


「言い忘れていたが。山下との性行為の結果だが、妊娠を確認している。またあくまでも山下は強姦された立場であり処罰対象ではない。さらにだ、君の遺伝子は優秀なので精巣はこちらで培養実験に利用させてもらうとする。もし首都戦で優勝できたのなら、子供を作るときには精子を提供できるだろう」


男としての全てを失った俺はやり場のない怒りと自分の過ちに憤る。


”ちくしょう”


”石田くん、今は戦いの最中よ、お願い…冷静になって”


俺を着ている柴本さんには、リンク率87%なのだから、俺の全てが伝わっているだろう。


”すまない、柴本さんには関係のない話だもんな”


”優勝したら…私のお願いは決まったわ。 石田くんの性器の再生をお願いする”


”おい…もっと他の優勝者みたいに権力や金を要求しろよ”


”馬鹿ね。いらないわよ、そんなの…優勝できるのも石田くんのおかげじゃない”


”お前も山下に劣らずいい女だな”


”何よ、山下さんと比べないでよっ!”


柴本さんとの信頼関係も県大会に比べてより深くなった。


一回戦、二回戦とも何の危なげもなく勝利を飾った。


俺はチームミーティングを終えると自室で、俺の性器を切断した男女達に検査を受けている。


「ホルモンバランスが安定していますね。このまま薬を飲み続けてください」


まったく感情のない事務的な会話だ。


白衣の男女達が出ていくと、本田くんがやるせない悲しい顔をしていた。


「気にすんなよ」


もっと何かを言えればよかったのだが、これ以上の言葉はみつからなかった。


「うん」


本田くんは両膝に顔をうずめ、泣き顔を隠すと頷く。


俺は本田くんに飛びかかると、本田くんのちんちんをもみまくった。


「こんな立派なのが付いてるんだから、胸を張れよ」


「うん」


「次の試合も勝とうな…」


「うん」

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