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首都戦記、小6女子の夏の陣  作者: きっと小春
全国大会・1回戦
36/45

レイラ、攻める

”清水。お前は、北村に肩入れしているところがあるが、今日は…”


”わかってるわ、私なら音音ちゃんにも勝てるんでしょ?”


”間違いなくな”


「競技範囲は、臨海公園内です。時間による範囲の制限はありません」


次々と、説明が会場全域に響くスピーカーから流れていく。


”建物の影に隠れながら索敵する、見つけ次第ダッシュだ”


こちらのフォームは短距離100mのエース、酒井くんだ。


”わかったわ”


「さぁ、注目の一戦が始まります。今大会No.1人気の北村 音音が、どのような戦いを繰り広げるのか?」


”くっ、何がNo.1よっ!!”


”清水、気にするな。終われば俺達がNo.1だ”


臨海公園内と言っても、観覧車、水族館、砂浜、遊具、芝生広場、野鳥観察、食事エリアなど、全部回れば一日中遊べる広さだ。


今回の共通アイテムは、臨海公園内の完全サーチ。


3回だけ相手が何処にいるか知ることができる。


だが相手にサーチされたかはわからない。


撮影はドローンではなく、臨海公園内に設置されたカメラのみとなる。


私は1回目のサーチを実施する。


”水族館の中ね”


”わかった、水族館付近で一旦停止してくれ”


現在のセントラルロードから、 芝生広場エリア、遊具エリアを駆け抜け、水族館付近に到着する。


2回めのサーチを実施し、相手が水族館内部にいることを確認する。


慎重にエントランスに入る。


ここからは、いつ攻撃されるかわからないのだ。


館内マップを見つけた。


”現在は1Fだね。2F、3Fまであるけど、まずは1Fから探す?”


”だな。北村は自信のある剣道フォームで来るだろう。出会ったら距離を取れよ”


”うん”


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