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首都戦記、小6女子の夏の陣  作者: きっと小春
群馬県・決勝
21/45

森田くん、考える

森田くん目線なのに、佐藤さん目線で書いてしまった。


訂正しました。

大沼から離れた小沼の辺りに移動し、競技開始のAM 7:00を待っ。


「序盤は、森田だ」と思いがけない言葉に驚いたが、今では落ち着いている。


”本当は棒高跳びの選手になりたかったんだけどね”


”どうして? 種目変えたの?”


”教えられる先生がいないから”


”へぇ…”


”冗談は、そのぐらいにして…佐藤さん、リンク率上げるよ、65%ぐらいまで”


”ちょっと、そんなに? 練習でも55%だったでしょ?”


”わざと抑えていたからね”


”何でよ?”


”馬鹿は馬鹿なりに馬鹿でいたいってことさ”


”もう、意味がわからないわ”


リンク率… 60% ……… 65% 


”ね。出来たでしょ”


佐藤さんと肉体、精神、思考、記憶などの共有化が始まる。


”もう情報量が多すぎるわ…出来るなら、事前にやって欲しかった”


”後1分で始まるよ。作戦は、直感って言っていたけど、攻めるの? 待つの?”


”音音ちゃんは…攻めてくると思うわ。迎え撃ちましょう”


遂に決勝戦がスタートした。


俺のカスタマイズアイテムはシューズ。


最大性能としては、高さ8m、距離6m、落下12mとなる。


高低差を利用して戦う方が有利となる。


逆に平地では劣ってしまうだろう。


コンパスを確認する。


高崎市代表は、大沼方面にいる。


”コンパスだと距離がわからないわね”


”そうだね…東側の山を登ってみようか、常に相手よりも高い位置にいよう”


”うん”


”あっ。でも相手の作戦が、こちらの体力消耗だとしたら?”

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