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木漏れ日  作者: 雨世界
7/20

 二人の約束の日は雨になった。

 その日、朝早くに起きた文は学院の制服を着て(お互いに自分の高校の制服を着て会おうと約束をしていた)新宿駅に向かって、電車に乗った。

 加奈の住んでいる北関東の街までは、新宿駅から大宮駅で乗り換えをして、そこからだいたい一時間くらいの時間がかかるところにあった。

 文は東京から外に出たことがなかったので、これが初めての遠出となった。

 文の両親は、文のことを心配してくれたけど、さすがに高校生になって、東京は離れてはいけないとは言われなかった。

 もちろん、加奈の手紙があったことも大きかった。


 大宮駅で乗り換えを待っている間、文の心臓は思った以上にどきどきしてきた。

 小さく足も震えていた。

 ……私、どうしてこんなに緊張しているんだろう? そんなことを文はホームで買った缶コーヒーを飲みながら考えていた。

 乗り換えの電車がやってきたので、文はその電車に乗り込んだ。

 電車の窓から見える景色は、だんだんと街並みから平野になり、しばらくすると田んぼの見える風景になった。

 文はそんな雨の降る関東平野の風景を、心をわくわくさせながらじっと、電車が走っている間、ずっと飽きもせずに眺めていた。

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