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孤狼の子守唄(コロウノコモリウタ)

山に日が沈み 森に月が掛かる頃

小さなオオカミは 遠吠えする

独りぼっちの夜を 掻き消すように


狐と狸は化かし合う

けれどぼくには

そんな相手すらいない


月よ 星よ ぼくを見てて

おやすみって言ってよね

かあさんみたいに

唄を聴かせてほしいよ


静寂が流れ

栗鼠が木を 駆け抜ける頃

小さなオオカミは 遠吠えする

孤独な気持ちも 消し飛ぶように


いろんな噂は飛びかって

知らんぷりも もう限界

さみしいよ


風よ 雲よ ぼくを見てて

おやすみって言ってよね

かあさんみたいな

あの唄をください


月よ 星よ ぼくを見てて

強くなれって 言ったよね

かあさんみたいな

唄と共に頑張るから


風よ 雲よ ぼくを見てて

ぼくも一緒に届けてよ

かあさんのところへ

子守唄もつれて行きたい


お願い 月よ 星よ 風よ 雲よ

ぼくを見てて

おやすみって言ってよね

そしたら今度は ぼくが唄うから




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